フィクションとしての私小説 --
樫原修 /著   -- 笠間書院 -- 2012.12 -- 22cm -- 348,7p

資料詳細

タイトル 「私」という方法
副書名 フィクションとしての私小説
著者名等 樫原修 /著  
出版 笠間書院 2012.12
大きさ等 22cm 348,7p
分類 910.26
件名 小説(日本)-歴史-近代
注記 索引あり
著者紹介 1950年香川県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。学習院女子短期大学を経て、現在、広島大学大学院総合科学研究科教授。著書に「小林秀雄批評という方法」など。
内容 内容: 私小説という問題と小説の方法
内容紹介 論者たちの小説解釈を方向付け、小説家たちの自己認識にも影響を与えた「私小説」という概念の出現は、何を変えたのか。私小説概念とともにあった志賀直哉、葛西善蔵、梶井基次郎らの小説・論評を読み直す試み。
要旨 「私小説」という概念の出現は、何を変えたのか。論者たちの小説解釈を方向付け、小説家たちの自己認識にも影響を与えた「私小説」という概念の出現。私小説概念とともにあった志賀直哉、葛西善蔵、梶井基次郎、太宰治等の小説・論評を読み直す試み。
目次 1 志賀直哉と葛西善蔵(「濠端の住まひ」という時空;葛西善蔵の「場所」―「哀しき父」をめぐって;葛井善蔵の方法―「蠢く者」を中心に);2 梶井基次郎(「檸檬」の方法;三つの短篇―「城のある町にて」・「冬の日」・「蒼穹」;「ある崖上の感情」―未完の物語;「のんきな患者」―文学史の中の梶井基次郎);3 太宰治(「道化の華」とアンドレ・ジッド;「八十八夜」―成熟という主題と語りの相対性;「春の盗賊」―「私」というフィクション);4 「心境」・「芸術」・転向小説(「心境」への憧憬―抱月の「心鏡」論と二つの「闇の絵巻」論について;「芸術」という境地―内容的価値論争について;転向文学論の論理と転向小説の実際―村山知義の「白夜」をめぐって);5 いくつかの作家・作品論(中村憲吉における「中央」と「地方」;芥川龍之介の額縁小説と大正期読者の小説受容;横光利一「家族会議」の方法)
ISBN(13)、ISBN 978-4-305-70680-5   4-305-70680-6
書誌番号 1112094975
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1112094975

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 910.2/6909 一般書 利用可 - 2049901529 iLisvirtual