近現代文学の名作を読む -- 南山大学学術叢書 --
細谷博 /著   -- 勉誠出版 -- 2013.1 -- 22cm -- 511p

資料詳細

タイトル 所与と自由
副書名 近現代文学の名作を読む
シリーズ名 南山大学学術叢書
著者名等 細谷博 /著  
出版 勉誠出版 2013.1
大きさ等 22cm 511p
分類 910.26
件名 日本文学‐歴史‐近代
注記 内容: 所与と自由 「舞姫」の〈近しさ〉 『雁』の〈もどかしさ〉 『こゝろ』の〈たかまり〉 滑稽小説としての『明暗』 『明暗』という到達点 「城の崎にて」末尾、あるいは反芻と帰還 暗夜航路 〈自分〉という汽車に乗って 志賀直哉と小林秀雄 小林秀雄「三つの放送」と太宰治「新郎」、そしてトシオ・モリ いま、「凡夫」小林秀雄をこそ 小林秀雄の文体 小林秀雄の「批評」の現代的意義 〈関係〉への架橋の試み 硬質な読みの冴え 素樸な人間 開かれ、閉じられた「地球図」(太宰治) 太宰治「女生徒」の自立性 太宰治「花燭」 俗中酔興在り 〈招かれざる客〉の造形 太宰治、そして松本清張 太宰治一〇〇年のたまもの 佐藤春夫「お絹とその兄弟」 ほか13編
著者紹介 1949年千葉県生まれ。早稲田大学法学部卒。同文学部卒。同大学院文学研究科修士課程修了。南山大学人文学部教授。単著「凡常の発見漱石・谷崎・太宰」やまなし文学賞、「太宰治」「小林秀雄〈孤独〉から〈無私〉へ」「小林秀雄人と文学」。
内容紹介 森鴎外の「もどかしさ」、夏目漱石の「おかしみ」、小林秀雄の「関係」、三島由紀夫の「ゆらめき」、村上春樹の「もの足りなさ」…。不変の本文から抽出したキーワードを手懸かりに、読むことの自由を提示する。
要旨 すべての“読み”は恣意性を持つ。そもそも読もうとすること自体が恣意―能動のはじまりである。同時に、それは恣意の困難―受動のはじまりでもある。―語りつくせぬものとしての“読み”に迫る。
目次 1(「舞姫」の“近しさ”―斎藤美奈子・田中実の批判を手がかりに;『雁』の“もどかしさ” ほか);2(「城の崎にて」末尾、あるいは反芻と帰還;『暗夜行路』―継起と受難 ほか);3(開かれ、閉じられた「地球図」(太宰治)―小さな白石;太宰治「女生徒」の自立性―『有明淑の日記』との関係で ほか);4(佐藤春夫「お絹とその兄弟」―囲い込まれた生の感触;「篝火」の中の川端康成―「門がなかつた」の“孤立” ほか);5(『仮面の告白』の“ゆらめき”―「盥のゆらめく光の縁」はなぜ「最初の記憶」ではないのか;『愛の渇き』の“はじまり”―テレーズと悦子、末造と弥吉、メディア、ミホ ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-29051-3   4-585-29051-6
書誌番号 1113017090
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113017090

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