亡命詩人ヨシフ・ブロツキイと現代 --
竹内恵子 /著   -- 成文社 -- 2013.3 -- 20cm -- 334p

資料詳細

タイトル 廃墟のテクスト
副書名 亡命詩人ヨシフ・ブロツキイと現代
著者名等 竹内恵子 /著  
出版 成文社 2013.3
大きさ等 20cm 334p
分類 981
個人件名 ブロツキー,ジョーゼフ
注記 文献あり 年譜あり 索引あり
著者紹介 1973年東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部、東京大学文学部を経て、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科研究員。主な論文に「〈遍歴〉の停止-ブロツキー「オーガスタに寄す新しい詩」の分析」日本ロシア文学会報告奨励賞受賞等。
内容紹介 現代文明を改めて問い直す時、ロシアの詩人ブロツキイの遺したテクストは、唯一無二の光を帯びて我々読者に迫ってくる。ブロツキイの遺したテクストを、重要なキー概念ごとに読み解く、本邦初のブロツキイ研究書。
要旨 「ソ連」で若き日の32年間を、「アメリカ」で壮年の23年間を過ごし、55歳でその生涯を閉じたノーベル賞詩人ブロツキイ。東西陣営の両端から現代社会をアイロニカルに観察するという稀有な経験こそが、戦後の文化的廃墟から出発した彼を、まさに世界的な大詩人へと押し上げることになる。ブロツキイの遺したテクストを、その重要なキー概念ごとに読み解く。
目次 第1章 アフマートワを継承して―ブロツキイの「ディードとアエネーアス」における古典性;第2章 ブロツキイの“帝国”論―詩「ANNO DOMINI」における父性原理を中心に;第3章 眩惑するアメリカ―ブロツキイの移住から同化まで;第4章 「ローマ・エレジー」論;第5章 ブロツキイによる「ローマ・エレジー」の自己翻訳について;第6章 「ウラニアへ」論―W.H.オーデンとの比較から;補章 ヨシフ・ブロツキイのユダヤ性
ISBN(13)、ISBN 978-4-915730-96-2   4-915730-96-4
書誌番号 1113036875
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113036875

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