清田文武 /編   -- 勉誠出版 -- 2013.4 -- 22cm -- 372p

資料詳細

タイトル 森鴎外『舞姫』を読む
著者名等 清田文武 /編  
出版 勉誠出版 2013.4
大きさ等 22cm 372p
分類 910.268
件名 舞姫
個人件名 森 鴎外
著者紹介 1939年生まれ。新潟大学名誉教授。中国・東北師範大学客座教授。日本近代文学専攻。著書に「鴎外文芸の研究中年期篇」など。
内容 内容: 『舞姫』の形成 『舞姫』はなぜ書かれたか? / 坂井健著 〈エクソフォニー小説〉としての『舞姫』 / 林正子著 『舞姫』と戯曲『椿姫』の独訳Die Cameliendame / 仁平道明著 『舞姫』におけるエリスの形象 / 清田文武著 『舞姫』の表現 鴎外『舞姫』論 / 小川康子著 『舞姫』における心的なるもの / 井上優著 それでも〈日記〉を記すこと / 出原隆俊著 否定の論理 / 小林幸夫著 灰色の頬 / 目野由希著 『舞姫』の問題点と新視点 『舞姫』の悲劇 / 渡辺善雄著 文学の自立 / 古郡康人著 二十年後の海外通信員 / 金子幸代著 ベルリンの地誌から見た『舞姫』の描写 / 六草いちか著 「まことの我」という意匠 / 野村幸一郎著 『舞姫』の位相 『舞姫』の位相 / 島内裕子著 『舞姫』の恐るべき先駆性 / 田中実著 森鴎外『舞姫』の現代語訳について / 三村孝志著
内容紹介 『舞姫』研究の到達点を示す書。本書では、鴎外の執筆行為そのものに先駆性を見出し、その特色を探るとともに、西欧文化との接触が主題や文体の選択にどのような手掛かりを与えたのかを考察する。
要旨 日本の近代化とのかかわり、西洋文化からの衝撃、芸術における形式の破壊と創造など幅広い問題を含む『舞姫』。本書では、鴎外の執筆行為そのものに先駆性を見出し、その特色を探るとともに、西欧文化との接触が主題や文体の選択にどのような手掛かりを与えたのかを考察する。さらに、執筆の動機、事実と創作の境界、文学史的位置付け、現代語訳の意義など、多角的な読みのための方法論・新視点を紹介する。
目次 第1章 『舞姫』の形成―人物造型を中心に(『舞姫』はなぜ書かれたか?;「エクソフォニー小説」としての『舞姫』―実体験の「翻訳」という創作 ほか);第2章 『舞姫』の表現―その内的しくみ(鴎外『舞姫』論―記憶を語る語り・「想」の表象;『舞姫』における心的なるもの ほか);第3章 『舞姫』の問題点と新視点―留学体験との関係(『舞姫』の悲劇;文学の自立―鴎外の活路 ほか);第4章 『舞姫』の位相―『舞姫』以前・以後の文学(『舞姫』の位相―表現・文体・文学的系譜の視点から;『舞姫』の恐るべき先駆性―近代文学研究状況批判/「語り手」の語らない自己表出 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-29053-7   4-585-29053-2
書誌番号 1113046235
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113046235

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