対話集 --
原田正純 /〔述〕, 朝日新聞西部本社 /編   -- 岩波書店 -- 2013.5 -- 20cm -- 277p

資料詳細

タイトル 原田正純の遺言
副書名 対話集
著者名等 原田正純 /〔述〕, 朝日新聞西部本社 /編  
出版 岩波書店 2013.5
大きさ等 20cm 277p
分類 519.12
件名 水俣病 , 公害‐日本
注記 年表あり
内容 内容: 水俣 ぼくが水俣をうろちょろしているころね、じいっと、あとをついてくる女性がいたんですよ。遠慮がちに、ニコォニコしてね / 石牟礼道子, 原田正純述 金子さんは実感として、知っていたんですね。“うちの子は水俣病ではないって言うけど、それなら、何だ”と / 金子スミ子, 原田正純述 二徳さんがいきなり立ち上がって、会場を歩き回ったんです。“俺のからだを見てくれ”って / 浜元二徳, 原田正純述 胎児性の患者さんのおかあさん一六人の中では、フジエさんはインテリで、リーダー的な存在だったですもん / 坂本フジエ, 原田正純述 国は私らに「死ね」と言うのか 松尾さんたち四家族が裁判をしなかったら、三池の炭塵爆発事件はこれだけ深く、トータルで歴史に残らなかった / 松尾〔ケイ〕虹, 原田正純述 低濃度のダイオキシンが人体に、次の世代に、どういう影響を及ぼすか、世界中の人が注目しているんです / 宿輪敏子, 原田正純述 二〇世紀は日本の国内でネガティブな部分を地方や少数の人たちに押しつけたんだけど、今後はもっと規模が大きく、国際的にそうなるんじゃないか / 川原一之, 原田正純述 水俣 いま、ぼくらが話しよったこととか、あなたのおとうさんのこととか、絶対残っていくと思うし、残さんとね / 川本愛一郎, 原田正純述 原点は一次訴訟の原告ですよ。あなたのおかあさんの栄子さんとか、最初の二九家族、一一二人。貧乏のどん底でね / 杉本肇, 原田正純述 第一組合の水俣病に対する一連の闘いの軌跡は歴史に残るし、今後の途上国での運動とつながっていかないかん / 山下善寛, 原田正純述 それは、富樫さんのように現場に行ったか、行かんかの違いです / 富樫貞夫, 原田正純述 一つのテーマにこだわる報道人はいるけど、宮澤さんみたいに、転勤を拒否してまで水俣にこだわり続けた人は珍しいんですよ / 宮澤信雄, 原田正純述 “あまりにも患者の側に立ちすぎるから、言っていることまで色眼鏡で見られるよ”と忠告されるんですね。だけど、患者の側に立たない医学って、あるんだろうか / 斎藤恒, 原田正純述 世界に向けて、未来への教訓に 水俣病の研究の中に、いろんな人が参加してきたけど、リヴィアさんみたいな文学の立場、いろんな立場がある / リヴィア・モネ, 原田正純述
内容紹介 水俣病をはじめ、人の命や尊厳を脅かす産業社会の負の面に医師として半世紀以上対峙した著者は、死の直前まで半年間、患者や関係者15人と対話を重ねた。一部が朝日新聞西部版に連載されたその貴重な記録を1冊に。
要旨 水俣病をはじめ、人の命や尊厳を脅かす産業社会の負の面に医師として半世紀以上対峙し、二〇一二年六月に亡くなった原田正純氏。「被害の記憶や教訓、戦後の日本が抱えた問題を後世に伝えたい」との強い思いから、死の直前まで半年間、患者やその家族ら一五人と対話を重ねた。朝日新聞西部本社版に連載された貴重な肉声の記録を一冊にまとめる。
目次 1 水俣―患者たちとともに;2 国は私らに「死ね」と言うのか;3 水俣―歴史への問いかけ;4 世界に向けて、未来への教訓に
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-024472-5   4-00-024472-8
書誌番号 1113056341
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113056341

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