ちくま新書 --
石水喜夫 /著   -- 筑摩書房 -- 2013.6 -- 18cm -- 222p

資料詳細

タイトル 日本型雇用の真実
シリーズ名 ちくま新書
著者名等 石水喜夫 /著  
出版 筑摩書房 2013.6
大きさ等 18cm 222p
分類 366
件名 労働経済 , 雇用‐日本
著者紹介 1965年生まれ。89年立教大学経済学部卒、労働省入省。経済企画庁、日本労働研究機構等を経て、2005年より厚生労働省労働経済調査官として労働経済白書を執筆。11年京都大学教授。経済学部で労働経済論、大学院で雇用システム論等を担当。「現代雇用政策の論理」で沖永賞を受賞。
内容紹介 日本型雇用の意義を再評価するだけでなく、新たに積極的な構築を試みると同時に、従来の労働経済学を徹底批判。その背景にある新古典派経済学に警鐘を鳴らし、真の科学とは何かを問い直す。
要旨 一九九〇年代後半以降、構造改革や規制緩和で使命を終えたとされた日本型雇用。だがその雇用安定機能や人材育成機能は、今も労働者の生活安定、職業能力形成に大きく寄与している。日本型雇用の意義を再評価するだけでなく、新たに積極的な構築を試みる本書は同時に、市場原理になじまない労働力を商品と見て、労働者一人一人に市場価値を競わせる論理を蔓延させてきた従来の労働経済学を徹底批判。その背景にある新古典派経済学に警鐘を鳴らし、真の科学とは何かを問い直す。
目次 第1章 雇用問題の真実―私たちは正しい問題設定ができているか(マーシャリアンクロスの罠;近代科学の呪縛 ほか);第2章 労働経済学と構造改革―新古典派経済学の危険な理論構造(OECDの労働市場研究;対日審査が突きつけたもの ほか);第3章 構造改革の顛末―社会を壊す力とそれを復元する力(破壊された福祉国家とその理念;格差社会幻想論と欺瞞の経済運営 ほか);第4章 労働経済学とは何だったのか―近代科学と市場主義の落とし子(労働経済学の問題性;労働経済学の歴史 ほか);第5章 転換する世界と日本の価値―これからの経済政策と経済思想(経済学とは何だろうか;転換する世界と経済学 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-06723-4   4-480-06723-X
書誌番号 1113058211

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