平凡社ライブラリー --
アレクサンドル・チャヤーノフ /著, 和田春樹 /訳, 和田あき子 /訳   -- 平凡社 -- 2013.6 -- 16cm -- 229p

資料詳細

タイトル 農民ユートピア国旅行記
シリーズ名 平凡社ライブラリー
著者名等 アレクサンドル・チャヤーノフ /著, 和田春樹 /訳, 和田あき子 /訳  
出版 平凡社 2013.6
大きさ等 16cm 229p
分類 983
注記 Путешествие моего брата Алексея в страну крестьянской утопии.の翻訳
注記 文献あり
著者紹介 【チャヤーノフ】1888~1937年。独自の小農経済理論により、ネオ・ナロードニキ派の理論的指導者として活躍した農業経済学者。17年ロシア革命がおこると土地改革連盟を組織して土地改革プログラムづくりにつとめ、その後も農業協同組合の中央機関の指導者として活躍した。
内容紹介 革命成功の直後に書かれ、ソヴェト革命の向こうに農民革命を展望したユートピア小説。スターリンが実現した歴史を逆転する世界。天候を操る装置をもつその国は、だが、必ずしも晴れやかではない。
要旨 世界社会主義革命が勝利し、家庭の台所廃絶法によってブルジョワ社会の最後の毒素が一掃されんとする一九二一年から、主人公クレムニョフは一九八四年のモスクワにタイム・スリップする。そこは、さらに農民革命を経たあとの世界、小農経営に立脚した、実現したユートピアだった。素晴らしく進歩した技術、発展する文化…けれどもそれは、主人公を満足させる社会なのか?オーウェルとは別の、今こそ読まれるべき1984!
目次 社会主義の勝利とわが主人公アレクセイ・クレムニョフを読者各位にご紹介する章;あるソヴェト勤務員の火の出るような空想にゲルツェンがいかに影響を与えるかを語る章;クレムニョフがユートピア国に姿を現わし、ユートピア国のモスクワ女性と二十世紀絵画史をめぐってたのしい会話をするさまを描く章;第三章のつづき。章が長くならないために独立させた章;クレムニョフが一九八四年のモスクワを知るためにどうしても必要な長い章;アルハンゲリスコエでは、お茶うけにバニラ入りヴァトルーシカを八十年間忘れず作っていたことを確認するための章;家庭は家庭であり、永久に存続することを、そのことを望むすべての人に確信させる章;歴史についての章;若い女性読者はとばしてもかまわないが、共産党員にはどうしても読んでもらいたい章;ペーラヤ・コルピの定期市を描写し、恋愛の出てこない小説はからしをつけない脂身みたいなものだとする点で筆者がアナトール・フランスと見解を完全に同じくすることを明らかにする章〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-582-76788-9   4-582-76788-5
書誌番号 1113059507

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