無教会キリスト教の歴史社会学 --
赤江達也 /著   -- 岩波書店 -- 2013.6 -- 20cm -- 327,28p 合計ページ:355

資料詳細

タイトル 「紙上の教会」と日本近代
副書名 無教会キリスト教の歴史社会学
著者名等 赤江達也 /著  
出版 岩波書店 2013.6
大きさ等 20cm 327,28p 合計ページ:355
分類 198.99
件名 無教会主義‐歴史
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1973年岡山県生まれ。筑波大学第一学群人文学類卒。同大学院博士課程社会科学研究科修了。日本学術振興会特別研究員を経て2008年より台湾国立高雄第一科技大学助理教授。専攻は歴史社会学、宗教社会学、メディア史。共著書「神社の統治、神社による統治-内務省と「国家神道」」等。
内容紹介 日本のキリスト教史の中で、内村鑑三に始まる無教会派は独自の存在感をもつ。教会・組織・制度をもたず、雑誌・書籍などの「紙上の教会」を媒介としながら、日本近代の重要課題との関係で果たした役割を明らかにする。
要旨 西洋の衝撃とともに成立した日本近代。その軋みの中で不敬事件を通過した内村鑑三は、無教会なるキリスト教を唱えはじめる。教会・組織・制度をもたず、雑誌・書籍等の「紙上の教会」を媒介とする無教会キリスト教―それが天皇制、大正教養主義、戦争とナショナリズム、戦後啓蒙、社会科学の導入といった日本近代の重要課題との関係で果たしたユニークな役割を、思想史とメディア史の交点から立体的に論じる。
目次 序章 無教会キリスト教とは何か(教会への問い、近代への問い;無教会の社会性をめぐって―先行研究の検討;歴史社会学という方法);第1章 無教会の出現(信仰と愛国―内村鑑三と不敬事件;紙上の教会―無教会運動の初期構想;「無教会」の存在論―読者たちの宗教運動);第2章 無教会の戦争(教養と宗教―大正教養主義と無教会運動の継承;民族の救済―矢内原忠雄の学問・信仰・政治;「無教会」の境界線―キリスト教ナショナリズムの臨界);第3章 無教会の戦後(啓蒙の精神―南原繁、矢内原忠雄の宗教的啓蒙;正統と異端―キリスト教ブームと無教会運動の拡大;「無教会」のゆくえ―戦後社会科学の宗教運動);終章 「紙上の教会」の日本近代(読者宗教という視座;教養宗教・文芸的公共圏・ナショナリズム;無教会と宗教の近代)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-025904-0   4-00-025904-0
書誌番号 1113066044

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 198.9 一般書 利用可 - 2050796984 iLisvirtual
港南 公開 Map 198 一般書 利用可 - 2051551667 iLisvirtual