エネルギーフォーラム新書 --
青柳榮 /著   -- エネルギーフォーラム -- 2013.8 -- 18cm -- 262p

資料詳細

タイトル 活断層と原子力
シリーズ名 エネルギーフォーラム新書
著者名等 青柳榮 /著  
出版 エネルギーフォーラム 2013.8
大きさ等 18cm 262p
分類 543.5
件名 原子力発電 , 耐震構造 , 活断層
注記 文献あり
著者紹介 1952年生まれ。埼玉大学理工学部卒、同大学院工学研究科修士課程修了。79年(財)電力中央研究所入所。現在、同研究所研究アドバイザー。著書に「エネルギー再起動歴史に学び未来を想う」など。
内容紹介 原子力発電所に関する地震、耐震の取り組みをふり返ることで、今般の活断層騒動がいかに隘路に嵌り、本質を見失った議論になっているかを指摘。今後の安全性に関する共通理解に向け、望ましい議論のあり方を述べる。
要旨 自然を理解するにはさまざまな解釈があり得る。その解釈には、その時々の社会や政治の情勢、さまざまな集団相互の権力や利害などの要素が絡むこともある。きわめて少人数の関係者により、熟議も経ずして、発電所敷地内のマイナーな破砕帯が、一方的に活断層と認定されている。横暴な話の進め方であり、暴走を超えた行為である。
目次 第1章 活断層と地震の種類などに関する予備知識(活断層とはいったい何なのか;地震にはどんな種類があるか;地震のエネルギーとマグニチュード;活断層の調査はどう行うのか);第2章 地震に関する学問はいかに発展してきたか(明治初頭に遡る地震学や地質学の始まり;20世紀の後半に動き始めた活断層学;実務を重視して発展してきた耐震工学;原子力発電所が抱える耐震リスクと設計裕度);第3章 発電所敷地内破砕帯を巡る論議を整理する(日本の主要な活断層帯と原子力発電所の位置;発電所敷地内破砕帯に関する有識者会合の議論);第4章 活断層騒動に潜む学術・運営の問題は何か(活断層に係る専門分野の歴史の不揃いと蓄積の違い;理学者の自然観と工学者の技術観の間に横たわる溝;学術を政策の反省させるプロセスの未熟さと不手際;有識者会合に対して噴出する批判と考えうる改善策);第5章 原子力の規制行政には何が求められるのか(過去の過酷事故に対するわが国の規制行政の対応;シビアアクシデントだけを見た硬直的な多重防護;原子力行政全般の中での規制行政のバランス感覚;クライシス・ルーリング(危機統治)と規制行政)
ISBN(13)、ISBN 978-4-88555-422-3   4-88555-422-5
書誌番号 1113081572
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113081572

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金沢 公開 Map 543 一般書 利用可 - 2051283840 iLisvirtual