十八世紀 -- 〈音楽の国ドイツ〉の系譜学 --
吉田寛 /著   -- 青弓社 -- 2013.9 -- 21cm -- 318p

資料詳細

タイトル 民謡の発見と〈ドイツ〉の変貌
副書名 十八世紀
シリーズ名 〈音楽の国ドイツ〉の系譜学
著者名等 吉田寛 /著  
出版 青弓社 2013.9
大きさ等 21cm 318p
分類 762.34
件名 音楽‐ドイツ‐歴史 , 民謡‐ドイツ‐歴史
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。同研究科助手、助教を経て、現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。専攻は美学、感性学、表象文化論。著書に『ヴァーグナーの「ドイツ」』など。
内容紹介 「混合趣味」の時代を経て、民謡の「発見」をフックに「固有で根源的なドイツ音楽」が希求されるようになった19世紀のドイツ音楽。民謡がドイツ民族の精神的基盤となるまでのドラスティックな歴史のうねりを追う。
要旨 「借用と模倣」を得意とする国民というドイツ人のアイデンティティは、十八世紀に、イタリアとフランスの音楽趣味を折衷する「混合趣味」の音楽を全盛期に導いた。だが十九世紀には、混合趣味は否定され、「固有」で「根源的」な“ドイツ音楽”が希求されるようになる。この“ドイツ的なもの”の構造転換をもたらしたものこそ、“フォルク”の歌謡としての「民謡」の発見だった。民謡がドイツ民族の精神的基盤となるまでのドラスティックな歴史のうねりを追う。
目次 第1部 音楽の国民様式論と混合趣味―“遅れてきた国民”のアイデンティティ・ポリティックス(音楽の国民様式論とそのドイツでの展開;混合趣味と「ドイツ的なもの」;混合趣味の精神からのドイツ古典派の誕生);第2部 混合趣味の衰退と「ドイツ的なもの」の転換(音楽におけるヨーロッパ意識の登場と「国民的なもの」の消滅;国民的音楽の不在?―バーニーの『ドイツ旅行記』が巻き起こした論争;マールプルクによる混合趣味批判;ヘルダーと民謡の発見);結語 「国家でなく民族」
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-7336-9   4-7872-7336-1
書誌番号 1113089014

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 762.3/828 一般書 利用可 - 2051564289 iLisvirtual
戸塚 公開 Map 762.3 一般書 利用可 - 2051670488 iLisvirtual