イギリスのプロパガンダと演劇性 --
齋藤嘉臣 /著   -- 勁草書房 -- 2013.10 -- 22cm -- 350,9p 合計ページ:359

資料詳細

タイトル 文化浸透の冷戦史
副書名 イギリスのプロパガンダと演劇性
著者名等 齋藤嘉臣 /著  
出版 勁草書房 2013.10
大きさ等 22cm 350,9p 合計ページ:359
分類 319.33
件名 イギリス‐対外関係‐歴史‐近代 , プロパガンダ‐イギリス , 国際文化交流
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1976年生まれ。神戸大学法学部卒。同大学院法学研究科博士課程修了。京都大学大学院法学研究科21世紀COE研究員、学術振興会特別研究員、金沢大学人間社会研究域法学系准教授等を経て、現在、京都大学大学院人間・環境学研究科准教授。専門は国際政治学、イギリス外交史。
内容紹介 文化外交にひそむ権力性とは。東西冷戦で繰り広げられたイギリスのプロパガンダを解明し、国際政治の演劇性を浮かび上がらせる。戦後イギリスのプロパガンダを検討し、演劇としての国際政治を描く書。
要旨 文化外交が、いつも相互理解の手段であるとは限らない。それは非政治的な外套をまとっていても、つねに「観衆」を意識し、その心をとらえようとする権力的な動機に支えられている。まるで演劇が上演されるように、国家は競いあって自らの文化的魅力を発信するのである。本書は、戦後イギリスのプロパガンダの系譜を解明することで、このような国際政治の演劇性を描くものである。
目次 序章 冷戦・プロパガンダ・演劇性;第1章 労働党政権と対ソ政策の模索―路線対立の止揚と冷戦コンセンサスの成立;第2章 戦後ヨーロッパと同盟の文化的基盤―「イギリスの投影」から「同盟の投影」へ;第3章 対ソ文化発信と表象の政治学―文化的な広報誌の政治的な帰結;第4章 東欧の共産化と補完するプロパガンダ―BC、BBC、大使館の役割分担;第5章 ヨーロッパ統合と亡命者プロパガンダ―亡命者のヨーロッパ統合運動と冷戦;第6章 国内冷戦と「抱擁」関係―政府・市民社会の密接な関係;第7章 社会管理体制と「規律」の作用―文化攻勢の波とソ連関係委員会;第8章 啓蒙とスペクタクルの文化交流―英ソ文化交流の政治学;終章 冷戦の演劇性とその後
ISBN(13)、ISBN 978-4-326-30224-6   4-326-30224-0
書誌番号 1113101641
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113101641

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