こころの未来選書 --
河合俊雄 /編, 田中康裕 /編   -- 創元社 -- 2013.11 -- 22cm -- 250p

資料詳細

タイトル 大人の発達障害の見立てと心理療法
シリーズ名 こころの未来選書
著者名等 河合俊雄 /編, 田中康裕 /編  
出版 創元社 2013.11
大きさ等 22cm 250p
分類 493.7
件名 発達障害 , 心理療法
注記 文献あり
著者紹介 【河合】1957年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程中退。ユング派分析家。臨床心理士。現在、京都大学こころの未来研究センター教授。専攻は臨床心理学。著書「村上春樹の「物語」」など。
内容 内容: 概説 大人の発達障害における分離と発生の心理療法 / 河合俊雄著 未だ生まれざる者への心理療法 / 田中康裕著 事例 社交不安障害と診断された20代女性との心理面接 / 安念直子著 発達障害傾向のある男性との心理面接 / 西谷晋二著 アスペルガー障害と診断された10代男子との面接過程 / 橋本尚子著 産婆としての心理臨床 / 渡辺あさよ著 アセスメント 発達障害のロールシャッハ・テストにおける不確定反応 / 畑中千紘著 発達障害的世界の理解のために / 石金直美著 風景構成法に見る大人の発達障害の心的世界 / 長野真奈著 社会・文化的背景 家族関係の希薄化と密着化 / 河合俊雄著 「発達障害増加」と言われる裏側にあるもの / 岩宮恵子著 現代におけるユビキタスな自己意識 / 田中康裕著 発達障害の時代における自己の現況と変遷 / 畑中千紘著
内容紹介 近年増加が指摘され、治療も困難とされる大人の発達障害に対して、どのような見立てを持ち、どのようにアプローチすればよいのか。様々な問題や症状に覆い隠された大人の発達障害の核心に迫る。
要旨 さまざまな問題や症状に覆い隠された「大人の発達障害」の核心に迫る。描画や箱庭、夢分析を用いた数多くの心理療法の試みと、発達障害の背景にある社会・文化的要因の考察を通じて、従来の「主体」を前提とした心理療法モデルに代わる、「主体」の成立を図る新たなアプローチを提示する。前著『発達障害への心理療法的アプローチ』からのさらなる展開。
目次 第1部 概説(大人の発達障害における分離と発生の心理療法;未だ生まれざる者への心理療法―大人の発達障害における症状とイメージ);第2部 事例(社交不安障害と診断された20代女性との心理面接―絡まりがほどける時;発達障害傾向のある男性との心理面接―夢分析における「私」が立ち上がるプロセス;アスペルガー障害と診断された10代男子との面接過程―分離の契機という観点から;産婆としての心理臨床―母と息子が個々の心を実感したプロセス);第3部 アセスメント(発達障害のロールシャッハ・テストにおける不確定反応―主体と対象の確定の試み;発達障害的世界の理解のために―描画・箱庭等の表現媒体を通じて;風景構成法に見る大人の発達障害の心的世界);第4部 社会・文化的背景(家族関係の希薄化と密着化;「発達障害増加」と言われる裏側にあるもの―絵本の代わりにタブレット;現代におけるユビキタスな自己意識―サイコロジカル・インフラの消失と発達障害;発達障害の時代における自己の現況と変遷―ミクシィからフェイスブックへ)
ISBN(13)、ISBN 978-4-422-11226-8   4-422-11226-0
書誌番号 1113106439

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 493.7 一般書 貸出中 - 2051640457 iLisvirtual