叢書・アレテイア --
仲正昌樹 /編   -- 御茶の水書房 -- 2013.12 -- 21cm -- 295p

資料詳細

タイトル 「倫理」における「主体」の問題
シリーズ名 叢書・アレテイア
著者名等 仲正昌樹 /編  
出版 御茶の水書房 2013.12
大きさ等 21cm 295p
分類 150
件名 倫理学
内容 内容: 「主体」の生成と変容 / 仲正昌樹著 発話行為と主体の成立、あるいは主体の受動性について / 望月由紀著 生まれてくることのない者と死者 / 吉沢文武著 「主体」というニヒリズム / 中村哲平著 自己立法へのふたつのアプローチ / 河田健太郎著 C・ダイアモンドの「道徳的思考」とエウチュプロン問題に寄せて / 入江俊夫著 ひとはいかにして自己の主体性を理解しているか / 坂倉涼著 共同行為の主体と責務 / 木村正人著 Why Be Moral?問題における主体 / 杉本俊介著 道徳的主体性と環境依存性の問題 / 池田喬著 スピヴァクにおける読みの倫理フェミニズムと帝国主義 / 菊地夏野著 テクストと倫理的転回 / 大澤聡著 メディアと主体化とのかかわり / 清家竜介著
要旨 自由意志によって自らの生の目的を設定し、それを社会の中で、他者との関係を調整しながら合理的に追求する「主体」の存在が、近代の倫理学の大前提だった。自由意志によって自発的に選択した行為だからこそ、行為主体の「責任」を問うことに意味があった。しかし、普段自己自身のことを明確に意識しないまま半ば受動的に生きている「私」たちの内に、いかにして「主体」が立ちあがってくるのか、そのプロセスや背景を詳細に分析・検討すると、“主体”の論理の根底に潜む、無意識の深淵が見えてくる。「主体」の限界と新たな可能性をめぐる、現代の(メタ)倫理学的な諸理論の状況を概観する。
目次 「主体」の生成と変容;発話行為と主体の成立、あるいは主体の受動性について;生まれてくることのない者と死者―「非存在者」に関する倫理的問題と形而上学;「主体」というニヒリズム;自己立法へのふたつのアプローチ;C.ダイアモンドの「道徳的思考」とエウチュプロン問題に寄せて―ウィトゲンシュタインの「概念形成論」の射程;ひとはいかにして自己の主体性を理解しているか;共同行為の主体と責務;Why Be Moral?問題における主体―大庭・永井・安彦論争の再考;道徳的主体性と環境依存性の問題;スピヴァクにおける読みの倫理 フェミニズムと帝国主義;テクストと倫理的転回―村上春樹の一九九〇年代;メディアと主体化とのかかわり―活字と電子メディアによる主体と倫理の変容
ISBN(13)、ISBN 978-4-275-01056-8   4-275-01056-6
書誌番号 1113116704

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 150/141 一般書 利用可 - 2051827719 iLisvirtual