中野知律 /著   -- 名古屋大学出版会 -- 2013.12 -- 22cm -- 427,51p 合計ページ:478

資料詳細

タイトル プルーストと創造の時間
著者名等 中野知律 /著  
出版 名古屋大学出版会 2013.12
大きさ等 22cm 427,51p 合計ページ:478
分類 950.28
個人件名 プルースト,マルセル
注記 並列タイトル:Proust et le temps de la cre´ation
注記 索引あり
著者紹介 1959年愛媛県生まれ。81年東京大学教養学部卒。84年同大学院人文科学研究科仏語仏文学修士課程修了。91年同博士課程満期退学。一橋大学社会学部専任講師、助教授を経て、現在、一橋大学大学院社会学研究科教授。
内容紹介 科学的な実証知が勃興し、旧来の人文教養が失墜した時代に、それでも「文学に賭ける」決断をしたプルースト。作家が格闘した、「失われた時を求めて」誕生以前の文の地形を明らかにすることで、その出現の意味を探る。
要旨 それが存在しない世界に―科学的な実証知が勃興し、旧来の人文教養が失墜した世紀末の憂鬱の只中で、それでも「文学に賭ける」決断を下したプルースト。作家が格闘した、『失われた時を求めて』誕生以前の文の地形を明らかにすることを通し、その出現の意味を探る労作。
目次 世紀末の憂鬱―二つの“文学的病”;第1部 文学の位置―時代といかに闘うか(文学教養―“読むこと”と“書くこと”の不純な関係;“教養小説”を読む方法;マルセル・プルーストの修業時代);第2部 小説の可能性(時代と闘う二つの美学―前衛的であったということ;“鏡映”の美学を超えて―レアリスムとの闘い;反=日記あるいは「文学生活」批判;歴史は物語ではない―小説的真実のゆくえ);第3部 近代批評と小説―『サント=ブーヴに逆らって』の射程(サント=ブーヴの喪が明けて;テーヌの未完の小説―“教養小説”が不可能になるところ;サント=ブーヴをパロディ化する;近代「生成批評」のその後);第4部 プルースト小説の地平(『ジャン・サントゥイユ』から『失われた時を求めて』へ―“書けない主人公”の誕生;「天職の物語」の終わりかた;『見出された時』を読む―作家はいつ書き終えるか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8158-0754-2   4-8158-0754-X
書誌番号 1113117790

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