水危機を克服できるのか --
小林善文 /著   -- 昭和堂 -- 2014.1 -- 20cm -- 317,7p 合計ページ:324

資料詳細

タイトル 中国の環境政策〈南水北調〉
副書名 水危機を克服できるのか
著者名等 小林善文 /著  
出版 昭和堂 2014.1
大きさ等 20cm 317,7p 合計ページ:324
分類 517
件名 水資源‐中国 , 環境保全‐中国
注記 索引あり
著者紹介 1948年兵庫県生まれ。71年京都大学文学部卒。83年京都大学大学院文学研究科博士後期課程東洋史学専攻学修。現在、神戸女子大学文学部教授。2007、08年京都大学人文科学研究所特任教授。専門は中国水環境論、中国近現代教育史。著書に「平民教育運動小史」など。
内容 内容: 中国の水資源と環境 黄河の断流 黄河 河西回廊 新疆ウイグル自治区 中国西南地方 淮河流域 長江中下流域の湖沼 中国の用水権 中国の環境教育 南水北調政策の検証 〔ハ〕陽湖 自然との調和こそが環境保全の道
内容紹介 長江流域の豊かな水を、巨大運河で北京・天津など環渤海経済圏に送る、中国の南水北調政策。大規模な自然改変がもたらすのはメリットだけだろうか。そのほか中国各地で進行する、水資源と環境の問題を考察する。
要旨 本書が多くの箇所で言及しているのは、南水北調や北水南調といわれる大規模な自然改造計画の持つ問題点である。水資源の偏在する中国において、豊水域の水を欠水域に送るのは、ある意味では当然かもしれない。しかし、その送水のための大規模な工程建設がもたらす悪影響を等閑に付してメリットのみを強調する中央と地方の政府の体質は、実態の解明を通して明らかにしなければならない。移民問題や退耕還林などの生態環境回復のための政策の可否、人々の環境意識を向上させるための取り組み、河川管理のあり方など、21世紀初頭の中国が抱える水をめぐる環境問題を、黄河流域、河西回廊や新疆ウイグル自治区、長江流域、西南諸河など関連する地域にも焦点を当てて、考察する。
目次 中国の水資源と環境;黄河の断流―中国を震撼させた水危機の警鐘;黄河―全流域管理は可能か;河西回廊―沙漠に吸い込まれる内陸河川;新疆ウイグル自治区―中国西部開発の拠点で何が起こっているのか;中国西南地方―三大河川の源流域で何が起こっているか;淮河流域―大躍進運動から続く環境破壊;長江中下流域の湖沼―生態環境の回復と保全に向けて;中国の用水権―現状と課題;中国の環境教育―水問題解決の手だてとなりうるのか;南水北調政策の検証―中国の水危機を救うのか〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-8122-1338-4   4-8122-1338-X
書誌番号 1113123104
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113123104

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