人種混淆・メディア表象・交渉実践 --
岩渕功一 /編著   -- 青弓社 -- 2014.2 -- 21cm -- 296p

資料詳細

タイトル 〈ハーフ〉とは誰か
副書名 人種混淆・メディア表象・交渉実践
著者名等 岩渕功一 /編著  
出版 青弓社 2014.2
大きさ等 21cm 296p
分類 316.81
件名 外国人(日本在留) , 混血児
著者紹介 モナッシュ大学教授、モナッシュ・アジア研究所所長。専攻はメディア文化研究、文化グローバリゼーション研究。著書に「文化の対話力」「トランスナショナル・ジャパン」、編著に「越える文化、交錯する境界」「多文化社会の〈文化〉を問う」など。
内容 内容: 〈ハーフ〉が照らし出す人種混淆の文化政治 / 岩渕功一著 「ハーフ」言説の歴史的検証 日本における人種・民族概念と「日本人」「混血」「ハーフ」 / 河合優子著 ミックス・レースはどう語られてきたか / 堀口佐知子, 井本由紀著 「混血/ハーフ」をめぐる表象 戦後日本映画における〈混血児〉〈ハーフ〉表象の系譜 / 高美〔カ〕著 〈ハーフ〉の身体表象における男性性と人種化のポリティクス / 山本敦久著 少女マンガにおける〈ハーフ〉キャラクターの表象 / 田中東子著 日系人の国際移動と人種混淆の商品化 「ハーフ」になる日系ブラジル人女性 / 渡会環著 カバー・シンガー:ジェロ / クリスティーン・ヤノ著 表象を超えて 〈ダブル〉がイシュー化する境界域 / 川端浩平著 〈ハーフ〉というカテゴリー化に関する〈当事者〉への聞き取り調査 付録 現代日本の若者が抱く「ハーフ」に対するイメージ / 原知章監修
内容紹介 戦前から戦後のハーフをめぐる歴史的な事実や言説群を整理し、映画・雑誌などでの表象を検証。当事者の声を聞き書きして、ハーフを取り巻く差別構造や周縁化の力学、排他的な暴力性を明らかにする。
要旨 日本で“ハーフ”とはどのような存在なのだろうか。戦前から戦後、現在に至る人種混淆の言説を歴史的に整理し、映画・雑誌モデル・漫画・ポピュラー音楽などでの“ハーフ”の表象を検証する。そのうえで、「当事者」の声に耳を傾けて、グローバル化が進展するなか、日常で見えにくくされている“ハーフ”を取り巻く構造化された他者化の力学とカテゴリー化の文化政治を明らかにする。“ハーフ”をめぐる批判的考察をとおして、多様な背景・出自をもつ人々がともに等しく生きる多文化社会の醸成に向けた新たな視点・論点を切り開く論考集。
目次 “ハーフ”が照らし出す人種混淆の文化政治;第1部 「ハーフ」言説の歴史的検証(日本における人種・民族概念と「日本人」「混血」「ハーフ」;ミックス・レースはどう語られてきたか―「ハーフ」にいたるまでの言説をたどって);第2部 「混血/ハーフ」をめぐる表象(戦後日本映画における“混血児”“ハーフ”表象の系譜;“ハーフ”の身体表象における男性性と人種化のポリティクス;少女マンガにおける「ハーフ」キャラクターの表象);第3部 日系人の国際移動と人種混淆の商品化(「ハーフ」になる日系ブラジル人女性;カバー・シンガー:ジェロ―日本の混血児);第4部 表象を超えて(“ダブル”がイシュー化する境界域―異なるルーツが交錯する在日コリアンの語りから;“ハーフ”というカテゴリー化に関する“当事者”への聞き取り調査);付録 現代日本の若者が抱く「ハーフ」に対するイメージ―大学生への質問紙調査から
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-3371-4   4-7872-3371-8
書誌番号 1113134244
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113134244

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