中公叢書 --
岡田温司 /著   -- 中央公論新社 -- 2014.2 -- 20cm -- 269p

資料詳細

タイトル イタリアン・セオリー
シリーズ名 中公叢書
著者名等 岡田温司 /著  
出版 中央公論新社 2014.2
大きさ等 20cm 269p
分類 137
件名 イタリア哲学
著者紹介 1954年広島県生まれ。78年京都大学文学部卒。85年同大学院文学研究科博士課程中退。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。著書に「マグダラのマリア」など。
内容紹介 現代思想に独特の介入を続けるイタリア。本書では、その特徴を生政治、神学の世俗化、否定の思考への取り組みと集約。強力な知的実践を紹介する。「翻訳の「神学」と人類学」「新たなる方法序説」など10章構成。
要旨 イタリアの思想は伝統的に、国民国家という枠組みに縛られてこなかった。あらゆる局面で国民国家の枠組みが弱体化しつつある現在、その思想がアクチュアリティを帯びてくるのは必然的といえよう。「生政治」の思考を突きつめたこと、神学の「世俗化」を積極的に議論の俎上に載せたこと、「否定の思考」に実践的に取り組んでいること。この三つ巴こそがイタリアン・セオリーの最大の特徴にほかならない。アガンベン、ネグリ、カッチャーリ、エスポジト、タフーリらの思考が描く生きて脈打つ軌跡を辿る。
目次 第1章 「死政治」から「非政治」へ―イタリアにおける「生政治」の展開;第2章 ナポリ発、全人類へ―ロベルト・エスポジトの思想圏;第3章 カテーコン―神学と政治の閾;第4章 翻訳の「神学」と人類学;第5章 聖フランチェスコの亡霊;第6章 カッチャーリとモダニズムの「天使」たち―『必要なる天使』に寄せて;第7章 建築の堕天使―マンフレード・タフーリと批評;第8章 デリダを読むアガンベン、アガンベンを読むデリダ;第9章 新たなる方法序説―アガンベン『事物のしるし』に寄せて;第10章 ネグリ+アート
ISBN(13)、ISBN 978-4-12-004591-2   4-12-004591-9
書誌番号 1113136633
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113136633

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