叢書・ウニベルシタス --
ジャン・ナベール /〔著〕, 杉村靖彦 /訳   -- 法政大学出版局 -- 2014.2 -- 20cm -- 267p

資料詳細

タイトル 悪についての試論
シリーズ名 叢書・ウニベルシタス
著者名等 ジャン・ナベール /〔著〕, 杉村靖彦 /訳  
出版 法政大学出版局 2014.2
大きさ等 20cm 267p
分類 135.5
注記 Essai sur le mal.の翻訳
著者紹介 【ナベール】1881年フランスのイゾー生まれ。1910年哲学のアグレガシオンを取得し、地方の高校の哲学級で教えはじめる。31~41年アンリ四世高校の高等師範学校の準備級で教える。44年哲学の視学総監となり、その後ヴィクトール・クーザン文庫の長を務めた。60年死去。
内容紹介 人間は悪を克服できるか…。フランス反省哲学の思想潮流を継承し、リクールに多大な影響をあたえた20世紀の知られざる哲学者の主著。訳者による「ナベール入門」ともいうべき、充実の解説および注を付す。
要旨 「フランス反省哲学」の思想潮流を継承し、リクールに多大な影響をもたらした20世紀の知られざる哲学者ナベール。その主著である本書(1955年刊行)は、きわめて晦渋で屈折した文体ゆえ読者を限定する一方で、思想の歴史のなかでも唯一無二の緊張と潜勢力をはらんだ独自の「悪」論をなしている。訳者による「ナベール入門」ともいうべき、充実の解説および注を付す。
目次 第1章 正当化できないもの(正当化できないという感情;災悪―規範にもとづく判断とその限界 ほか);第2章 不純な原因性(知的意識の自発性と意志作用の理性性;意志の原因性の根源的不純性 ほか);第3章 罪(悪の問いへの思弁的解答の断念、悪の試練=経験へと立ち戻ること;罪の感情と自己への不相等の感情との関係 ほか);第4章 意識間の分離(意識間の分離という視点への移行;意識間の相互性の関係と対自的な個別意識との同時生成 ほか);第5章 正当化(義認)へのアプローチ(正当化(義認)の欲望の自覚。その端緒となるもの;カントの再生概念とその不十分性。正当化(義認)の問いの核心にあるもの ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-01007-1   4-588-01007-7
書誌番号 1113137447

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