草の根の占領期体験 -- 岩波現代全書 --
吉見義明 /著   -- 岩波書店 -- 2014.3 -- 19cm -- 239p

資料詳細

タイトル 焼跡からのデモクラシー 上
副書名 草の根の占領期体験
シリーズ名 岩波現代全書
著者名等 吉見義明 /著  
出版 岩波書店 2014.3
大きさ等 19cm 239p
分類 210.76
件名 日本‐歴史‐昭和時代(1945年以後)
著者紹介 1946年山口県生まれ。70年東京大学文学部卒。72年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、中央大学商学部教授。専攻:日本近現代史。主著に「従軍慰安婦」など。
内容紹介 占領下の時代、人々が戦前からの価値観の基盤の上に、民主主義を自ら創り上げ、獲得していったことを明らかにする。上巻では、焼跡の中で人々が平和や戦争責任、自由と民主主義などについてどう考えていたかを辿る。
要旨 戦後日本の民主主義は「与えられた/押しつけられた」ものなのだろうか。占領下の時代、人びとが、アジア太平洋戦争の過酷な体験を決定的な契機として、戦前からの平和・自由・共助などの伝統的価値観の基盤の上に、民主主義を自ら作りあげ、獲得していったことを、彼らが残した日記や雑誌への投稿、聞き取りなどを通して明らかにする。上巻では、焼跡の中で人びとが平和や戦争責任・天皇制、自由と民主主義などについてどのように考えていたかを辿る。
目次 第1章 戦争から戦後へ(ある若者の戦中・戦後―大阪市電車両修理工場職員の場合;ある徴用工の戦中・戦後―大阪陸軍造兵廠徴用工の場合;ある民間知識人の戦中・戦後―東京・馬込隣組役員の場合);第2章 平和の構想(平和主義の成立;原爆と平和);第3章 平和意識の獲得(ある砥石屋の体験;ある国鉄労働者の体験;中島飛行機女子職員の体験);第4章 戦争責任論と天皇制(民衆の戦争責任論;極東国際軍事裁判(東京裁判)に対する反応;他のアジアに対する責任論;天皇の戦争責任をめぐって);第5章 自由と民主主義の再創造1(民主主義の論議;三菱重工横浜造船所工員の体験;町工場の旋盤工の体験)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-029125-5   4-00-029125-4
書誌番号 1113146466

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 210.76 一般書 利用可 - 2052045820 iLisvirtual
公開 Map 210.7 一般書 利用可 - 2052190650 iLisvirtual