エクス・リブリス --
遅子建 /著, 竹内良雄 /訳, 土屋肇枝 /訳   -- 白水社 -- 2014.4 -- 20cm -- 365p

資料詳細

タイトル アルグン川の右岸
シリーズ名 エクス・リブリス
著者名等 遅子建 /著, 竹内良雄 /訳, 土屋肇枝 /訳  
出版 白水社 2014.4
大きさ等 20cm 365p
分類 923.7
注記 Eergunahe youan.の翻訳
著者紹介 【遅】1964年生まれ。大興安嶺師範専科学校中文系に入学し、在学中から作品を書き始め、卒業後、教師となる。87年教師を辞めて、ハルビンの文芸誌『北方文学』の編集部勤務を経て、やがて専業作家になる。97年第1回魯迅文学賞の短編小説賞を受賞等。第7回茅盾文学賞受賞。
内容紹介 トナカイとともに山で生きるエヴェンキ族。民族の灯火が消えようとしている今、最後の酋長の妻が90年の激動の人生を振り返る。3度の「魯迅文学賞受賞作家」が詩情豊かに描く傑作長篇。〈受賞情報〉茅盾文学賞
要旨 エヴェンキ族最後の酋長の妻、90歳の「私」は、仲間が定住地に移住していくのを見ながら、森の中で最後までトナカイと一緒に残ることを決意して、これまでの人生を語り始める。もともと民族はバイカル湖周辺に住んでいたが、ロシア軍が侵攻してきたため、アルグン川の右岸に渡る。そこは当時、清国だったが、やがて中華民国となる。そして日本軍の対ソ連前線基地となり、男たちは軍事訓練を受けるが、日本軍は敗退していく。やがて中華人民共和国の内モンゴル自治区に変わり、社会主義体制のもと、政府は医療の改善と教育の充実、また動物保護を名目にして定住生活を推し進める。だが彼らのトナカイとの共存共栄の生活が理解されず、狩猟民としての生活が破壊されていく。都市での定住生活に適合もできず、将来を見出せない狩猟エヴェンキ族。民族は徐々に衰亡し、やがて絶滅してしまうのではないか、と危惧する…。
ISBN(13)、ISBN 978-4-560-09033-6   4-560-09033-5
書誌番号 1113151318

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 923.7 一般書 利用可 - 2052315878 iLisvirtual