変貌する社会の底流 -- 講談社学術文庫 --
本村凌二 /〔著〕   -- 講談社 -- 2014.5 -- 15cm -- 221p

資料詳細

タイトル 愛欲のローマ史
副書名 変貌する社会の底流
シリーズ名 講談社学術文庫
著者名等 本村凌二 /〔著〕  
出版 講談社 2014.5
大きさ等 15cm 221p
分類 232
件名 ローマ(古代) , 性風俗‐歴史
注記 『ローマ人の愛と性』(1999年刊)の改題
注記 文献あり
内容紹介 性愛を語ることは、その社会の深層に触れることである。夫婦と家族、人々のつながりを丹念にとらえ、変貌するローマ社会の底流を描く。
要旨 恥辱と悪徳を語ることは、その社会の深層に触れることである。過剰な欲望と淫靡な乱行の裏には、ローマ人のどんな心性が潜んでいたのか。放蕩を重ねる娘に手を焼くアウグストゥス。世情の頽廃ぶりに、冷笑から嘲笑を経て義憤へと変わる風刺詩人たちの視線。そして、性愛と家族をめぐる意識の変化が、やがてキリスト教の大発展の土壌を築いていく。
目次 1 この世は恥辱と悪徳に満ち満ちている(アウグストゥスの娘;ユリアの放蕩 ほか);2 相異なる顔をもつローマ人(二つのローマ;キケロの時代と社会―自由闊達・質実剛建の時代 ほか);3 表象と心象―歴史の逆説(ホラティウスの冷笑;マルティアリスの嘲笑 ほか);4 「結婚」と夫婦愛(カエサルは妻に愛をささやいたか;「姦通」は家の汚名 ほか);5 「自分を見つめる心」と道徳(ある市民の独白;「読み書き能力」について考える ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-06-292235-7   4-06-292235-5
書誌番号 1113161865

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