ドストエフスキーから谷崎潤一郎へ -- 朝日選書 --
辻原登 /著   -- 朝日新聞出版 -- 2014.6 -- 19cm -- 309p

資料詳細

タイトル 東大で文学を学ぶ
副書名 ドストエフスキーから谷崎潤一郎へ
シリーズ名 朝日選書
著者名等 辻原登 /著  
出版 朝日新聞出版 2014.6
大きさ等 19cm 309p
分類 902.3
件名 小説‐歴史‐近代
注記 文献あり
著者紹介 1945年和歌山県生まれ。90年「村の名前」で芥川賞、99年「翔べ麒麟」で読売文学賞、2000年「遊動亭円木」で谷崎潤一郎賞、05年「枯葉の中の青い炎」で川端康成文学賞、06年「花はさくら木」で大佛次郎賞、10年「許されざる者」で毎日芸術賞など。
内容 内容: 小説家が小説を解剖する
内容紹介 「罪と罰」は人殺しの残酷な物語でありながら、なぜ読み継がれてきたのか。谷崎潤一郎は「源氏物語」をもとに、どのように「夢の浮橋」を書いたのか。小説家による、とびきりの5つの名講義。
要旨 いま最も脂がのっている小説家が、東大生150人を前に、14回にわたって、挑発的、刺激的、縦横無尽に、世界文学、日本文学を語りつくした名講義。小説の起源を古代中国の歴史と志怪・伝奇にまでさかのぼって見極め、翻って、横光利一「純粋小説論」、小林秀雄「私小説論」、柳田國男「山の人生」からドストエフスーの小説の重要な場面に必ず差し込む斜めの光を発見する。斜光はいったいどこから来るのか、そして何を照らし出すのか?われわれは斜光に導かれて、フロイトの「家族小説」へ、そして『源氏物語』へ、さらに谷崎潤一郎へとたどり着く…。学生には全講義の要約がレポートとして課せられた。そのレポート16本を収録する。
目次 第1講義 小説家が小説を解剖する(近代小説のはじまり;フォースターによる歴史と小説 ほか);第2講義 ドストエフスキー『罪と罰』を読む―人殺しの残酷な物語はなぜ読み継がれてきたのか(横光利一と小林秀雄の「偶然と必然の問題」から、ドストエフスキーを考える;すぐれた作家は場面に集中する ほか);第3講義 「もはや誰の息子でもない」―犯罪小説、探偵小説、家族小説を読む(「三菱銀行猟銃強盗・人質事件」;二十世紀の三大発明の一つ、精神分析 ほか);第4講義 『古事記』と神話批判としての『源氏物語』(『古事記』の構成について;「倭建命」の物語、貴種流離譚 ほか);第5講義 谷崎潤一郎―渡りをへたる夢のうきはし(谷崎潤一郎『鍵』をこっそり読んだ;谷崎潤一郎と映画 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-02-263020-9   4-02-263020-5
書誌番号 1113169827

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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