集英社新書 --
末延芳晴 /著   -- 集英社 -- 2014.6 -- 18cm -- 254p

資料詳細

タイトル 原節子、号泣す
シリーズ名 集英社新書
著者名等 末延芳晴 /著  
出版 集英社 2014.6
大きさ等 18cm 254p
分類 778.21
個人件名 小津 安二郎
注記 文献あり 年譜あり
著者紹介 1942年東京都生まれ。東京大学文学部卒。同大学院修士課程中退。73年欧州を経て渡米。98年まで米国で現代音楽、美術等の批評活動を行い、帰国後文芸評論に領域を広げる。文芸評論家。「正岡子規、従軍す」で第24回和辻哲郎賞受賞。著作「永井荷風の見たあめりか」他。
内容紹介 『東京物語』が世界の映画監督が選出したベスト映画となり、今も注目される小津安二郎監督。小津の名声は紀子3部作『晩春』『麦秋』『東京物語』の原節子の号泣によって不滅となった、という野心的評論。
要旨 小津安二郎は今なお注目を集めている映画監督である。その小津作品の中でも頂点と評されるのが紀子三部作、『晩春』『麦秋』『東京物語』だ。各作品のフィナーレに近い場面で、ヒロインを演じた女優原節子は全身を震わせて泣き崩れる。小津が、不滅の名を残し得たのは、この三本の映画のフィナーレで原に号泣させたからだといっても過言ではない。「泣く」という行為を切り口に、幸福の限界、幸福の共同体の喪失、という小津映画の主題と思想的本質に迫る画期的評論。
目次 第1章 ほとんどの小津映画で女優たちは泣いた;第2章 小津映画固有の構造と主題;第3章 思想としての小津映画;第4章 原節子は映画のなかでいかに泣いたか;第5章 原節子をめぐる小津と黒澤明の壮絶な闘い;第6章 『晩春』(1)―原節子、初めての号泣;第7章 『晩春』(2)―娘は父親との性的結合を望んでいたか;第8章 『麦秋』―失われた幸福なる家族共同体;第9章 『東京物語』―失われた自然的時間共同体;第10章 喪服を着て涙も見せずスクリーンから消えていった原節子
ISBN(13)、ISBN 978-4-08-720742-2   4-08-720742-0
書誌番号 1113171697
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113171697

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 3階ヨコハマ資料 Map 横浜一般 778.2/オ 一般書 利用可 - 2052498174 iLisvirtual
中央 書庫 横浜一般 778.2/69 一般書 利用可 館内のみ 2052505960 iLisvirtual
公開 Map 778/オ 一般書 利用可 - 2052538885 iLisvirtual
公開 Map 778/オ 一般書 利用可 - 2052651878 iLisvirtual
保土ケ谷 公開 Map 郷土資料 保土ケ谷区 778/オ 一般書 利用可 - 2056505361 iLisvirtual