その技巧が読者に幻惑を生む -- 近代文学研究叢刊 --
岸元次子 /著   -- 和泉書院 -- 2014.8 -- 22cm -- 345p

資料詳細

タイトル 漱石の表現
副書名 その技巧が読者に幻惑を生む
シリーズ名 近代文学研究叢刊
著者名等 岸元次子 /著  
出版 和泉書院 2014.8
大きさ等 22cm 345p
分類 910.268
個人件名 夏目 漱石
注記 文献あり
著者紹介 昭和25年福井県生まれ。平成19年お話集「気比の子ら」出版。24年お話集「きつねの花の首飾り」出版。
内容 内容: 作品即ち作者の表現
内容紹介 夏目漱石の作品『心』の新聞連載から、ちょうど100年。『心』など「後期3部作」の構成に、スチーヴンソンの『ジーキル博士とハイド氏』との顕著な重なりを論究する「漱石・新作品論」。
要旨 作品『それから』の、指輪に載る“真珠”や、長く密にどうどうと家を包んで降る“雨”などに、ユニークで未見の読みを論じる。その他「前期三部作」から、風や雲、竹などの自然、身の回りの小道具類の象徴性を拾いあげ、色の持つ象徴性を作品『虞美人草』を通して追究する。作品『坑夫』や『道草』を彩るユニークな換喩表現を読みとる。本論究の投じる一石は、作品『心』に仕上がりを見せる漱石「後期三部作」の構成に、スチーヴンソンの『ジーキル博士とハイド氏』との顕著な重なりを論究するなどなど、漱石の新聞小説から長編十作品について、その表現、表記等の特色を徹底して追究し、「漱石の表現や作品構造が、その小説技法が、“読者の幻惑”を生む。」と論じる。
目次 はじめに 作品即ち作者の表現;第1部 漱石の表現;第2部 作品に描かれる象徴;第3部 後期三部作における語りの転換;第4部 顕著に見られる視点の転換;まとめ 幻惑を生み出す表現
ISBN(13)、ISBN 978-4-7576-0715-6   4-7576-0715-6
書誌番号 1113191768

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