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【図書】 つくられる病

過剰医療社会と「正常病」 -- ちくま新書 --
井上芳保 ／著   -- 筑摩書房 -- ２０１４．９ -- １８ｃｍ -- ２７０ｐ

資料詳細

タイトル つくられる病
副書名 過剰医療社会と「正常病」
シリーズ名 ちくま新書
著者名等 井上芳保 ／著  
出版 筑摩書房 ２０１４．９
大きさ等 １８ｃｍ ２７０ｐ
分類 498
件名 社会医学
注記 文献あり
著者紹介 １９５６年北海道生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。札幌学院大学教授、北海道教育大学・筑波大学兼任講師などを経て、現在は家事手伝い兼の読書人。社会学者。日本社会臨床学会運営委員。大学の専門ゼミは一貫して「人間の高尚ではない諸問題」をテーマに開講。
内容紹介 高血圧、メタボ、うつ…。些細な不調が病気と診断されてしまうのはなぜか。様々な分野でいかに病がつくり出されているかを検証。社会に蔓延する「正常病」にその原因を見出し、過剰な管理を生み出す力の正体を探る。
要旨 些細なからだの不調が「病気」と診断され、やがて本当に病気になってしまう―このような理不尽な事態は、なぜ起きるのか。それは、人々が「正常であらねばならない」と強迫的に思い込む「正常病」にかかっているからだ。過剰な医療が甚大な被害をもたらした子宮頚がんワクチン、恣意的な診断や投薬が症状を悪化させる精神科医療など、さまざまな分野で、いかに病がつくり出されているかを検証。そしてその背景にある近代の管理思想、現代の社会システムの病理を問い直す。
目次 プロローグ　「うつ病」ではなく「正常病」かもしれない；第１章　強迫的に進む医療化とつながりの崩壊―犠牲になる子どもたち；第２章　広がる健康不安、狭まる「正常」の幅―戦時の「健康優良児」からメタボ健診まで；第３章　医療化する社会はどこに向かっているのか―病に居座る人々が病によってつながる；第４章　なぜ、「正常病」の広がる社会になったのか―匿名のまなざしへの不安と出世主義者の問題を問う；第５章　制度としての「精神の病」を再考する―「正常病」患者は病因と向き合わねばならない；エピローグ　「正常病」からの脱出のために
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-06796-8　　 4-480-06796-5
書誌番号 1113195818
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113195818

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