江戸初期、将軍も天皇も愛した画家の才能と境遇 -- 朝日選書 --
門脇むつみ /著   -- 朝日新聞出版 -- 2014.10 -- 19cm -- 273,7p

資料詳細

タイトル 巨匠狩野探幽の誕生
副書名 江戸初期、将軍も天皇も愛した画家の才能と境遇
シリーズ名 朝日選書
著者名等 門脇むつみ /著  
出版 朝日新聞出版 2014.10
大きさ等 19cm 273,7p
分類 721.4
個人件名 狩野 探幽
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1970年兵庫県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程単位取得退学。大学教員を経て現在は美術史家。神戸女学院大学等兼任講師。専門は日本近世絵画史。著書に「寛永文化の肖像画」第14回國華奨励賞受賞等。
内容紹介 17世紀の画壇を率いた巨匠、狩野探幽。その画業は政治や文化と密着して展開していた。他の画家の作品と何が違うのか。いかに組織の長として大規模な画事に取り組んだのか。探幽が巨匠となり得た秘密を解き明かす。
要旨 17世紀の画壇を率いた巨匠、狩野探幽。名門画家の家に生まれ、天才少年ともてはやされ、徳川家康以下四将軍の御用をつとめ、後水尾天皇はじめ宮廷人に愛され、亡くなるまで精力的な活動を続けた。淡い墨や色がモチーフの微妙なニュアンスを描き出し、白い余白がモチーフを包む大気となって絵の外へと続く。探幽は時代が求める「新しい絵」を提供した。その画業は同時代の政治や文化と密着して展開していた。他の画家の作品と何が違うのか。将軍、天皇以下、大物政治家などパトロンや文化人とどのように交流したのか。いかにして工房をまとめ、組織の長として大規模な画事に取り組んだのか。探幽が巨匠となり得た秘密を、言葉を尽くし、図版を駆使して解き明かす。
目次 第1章 生涯―五つのターニングポイント(誕生から十六才で徳川幕府御用絵師となるまで;十六才から三十四才で探幽斎号を名のり始める前まで;三十四才から四十九才の尚信死没まで;四十九才から六十一才で法印となるまで;六十一才から七十三才の死没まで);第2章 画技―比べて分かる探幽画の魅力 探幽はどのように天才なのか(探幽様式の形成;狩野山雪―探幽と境遇の異なる京狩野の当主;狩野尚信、安信―探幽とは異なる個性、様式を備えた二人の兄弟;安信様式;次世代の画家たち―息子探信、探雪、甥時信・常信、養子益信、弟子久隅守景);第3章 社交―画業の充実と社会的栄達をはかる 画家にとっての社交(大名稲葉家=パトロン;大徳寺僧江月宗玩=教導者;御用儒学者林家=技官仲間);第4章 組織の長―制作体制と一門の実態 巨匠と工房(多作の実態;探幽一門;工房制作;二つの屋敷)
ISBN(13)、ISBN 978-4-02-263025-4   4-02-263025-6
書誌番号 1113204991
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113204991

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 721.4 一般書 利用可 - 2053180631 iLisvirtual
公開 Map 721 一般書 利用可 - 2053198050 iLisvirtual