新城郁夫 /著   -- 岩波書店 -- 2014.10 -- 20cm -- 235p

資料詳細

タイトル 沖縄の傷という回路
著者名等 新城郁夫 /著  
出版 岩波書店 2014.10
大きさ等 20cm 235p
分類 302.199
件名 沖縄県
著者紹介 1967年沖縄生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、琉球大学法文学部教授。専攻は近現代沖縄文学・日本文学、ポストコロニアル研究、ジェンダー研究。著書に「沖縄文学という企て」などがある。
内容 内容: 生のほうへ
内容紹介 沖縄の人々は心身に深い傷を負い続けてきたが、様々な傷を負う人々との連帯を求める営みがある。戦後沖縄の思想・文学・アートのなかに、こうした沖縄の生の模索を見いだし、共生の場としての沖縄の可能性を論じる。
要旨 日米軍事同盟の深化拡大という危機的推移のもと、沖縄の人々は生存権を根底から脅かされ、心身に深い傷を負い続けてきた。しかしその傷を他者への回路とし、様々な傷を負う人々との連帯を求める営みがある。阿波根昌鴻、屋嘉比収、岡本恵徳、中屋幸吉…。戦後沖縄の思想・文学・アートのなかに、こうした沖縄の生の模索を見いだし、共生の場としての沖縄の可能性を論じる。
目次 1 「集団自決」という傷をめぐって(沖縄の傷という回路;反復帰反国家論の回帰―岡本恵徳の思想を読む;聴く思想史―屋嘉比収を読み直す;故郷で客死すること―『名前よ立って歩け‐中屋幸吉遺稿集』論);2 回帰する傷たち(「死にゆく母」のまなざし;音の輪郭―高橋悠治の音楽とイトーターリの身体パフォーマンスを繋ぐ場所;山城知佳子の映像を読む―汀の眼、触れる手、顔のなかの顔);3 他者の傷を迎える(「不安定の弧」の対位法―沖縄にアラブ民衆蜂起を引き寄せる;琉球共和社会憲法試案という企てと脱国家―沖縄と広島と難民)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-061002-5   4-00-061002-3
書誌番号 1113209895
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113209895

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