遊牧の民キタイの王朝 -- 新装版 -- 東方選書 --
島田正郎 /編   -- 東方書店 -- 2014.12 -- 19cm -- 245p

資料詳細

タイトル 契丹国
副書名 遊牧の民キタイの王朝
版情報 新装版
シリーズ名 東方選書
著者名等 島田正郎 /編  
出版 東方書店 2014.12
大きさ等 19cm 245p
分類 222.052
件名 契丹
注記 文献あり 著作目録あり 年譜あり 年表あり
著者紹介 1915年東京生まれ。39年東京大学文学部卒。42~47年東方文化学院研究員、東京大学文学部研究嘱託。47~48年東京大学附置東洋文化研究所員。51~84年明治大学法学部教授。84年明治大学名誉教授。84~92年明治大学総長。2009年逝去。主な著書「遼律之研究」など。
内容紹介 9世紀半ば、北・中央アジアで勢威をふるったキタイ国について、遼代史の専門家である著者が、初めて一般読者を対象に書き下ろした書。著者が還暦に記した「回想」と、「島田正郎先生の横顔」を付した新装版。
要旨 九世紀半ば、北・中央アジアでは、唐・ウイグル・吐蕃の三大帝国の勢力が弱まって真空状態が生じ、多くの遊牧民が一斉に活動を開始した。なかでも国家滅亡後も西方では中国を指す呼称となった“キタイ”が勢威をふるった。本書はこのキタイ(契丹=遼)国について、『遼代社会史研究』『遼朝官制の研究』『遼朝史の研究』などを著してきた遼代史の専門家である著者が初めて一般読者を対象に書き下ろした書である。第1部では、キタイの勃興から滅亡までを概説する。第2部では、学界における論争も紹介しながら、征服王朝説などを退け、キタイ国が中国史王朝の系列外の胡族国家であるという著者長年来の主張を軸に、歴代異族王朝のなかで、漢族の習いを拒み、民族的伝統を貫き、ひときわ異彩を放ったキタイ国の独自性を、その制度・宗教・社会・経済・文化などの多方面からとらえる。第3部では、初代帝王耶律阿保機の長子として生まれ、皇太子に冊立されながら、弟との確執のなか帝位を譲り、最後は故国を脱出し唐土に死した、文人としても名高い倍に焦点を当て、草創期の王朝内部の人間模様からキタイ国の実情を探る。
目次 1 キタイ(契丹・遼)国の興亡(勃興前の契丹;契丹国の成立;耶律阿保機の事蹟 ほか);2 キタイ(契丹・遼)国の制度と社会(統治の仕組み;契丹・漢二元の官制;騎馬の精強軍団 ほか);3 悲劇の王、倍(倍の生い立ち;父、阿保機の死と倍の譲国;東丹の国都を遼陽に遷す ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-497-21419-5   4-497-21419-2
書誌番号 1113222221
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113222221

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