日本の「死因」はウソだらけ -- 光文社新書 --
岩瀬博太郎 /著   -- 光文社 -- 2014.12 -- 18cm -- 214p

資料詳細

タイトル 死体は今日も泣いている
副書名 日本の「死因」はウソだらけ
シリーズ名 光文社新書
著者名等 岩瀬博太郎 /著  
出版 光文社 2014.12
大きさ等 18cm 214p
分類 498.94
件名 検屍 , 死亡原因
注記 文献あり
著者紹介 1967年千葉県生まれ。東京大学医学部卒。同大学法医学教室を経て、2003年から千葉大学大学院教授、解剖医。14年より東京大学法医学講座も兼務。日本法医学会理事。内閣府「死因究明等推進計画検討会」委員。著書に「焼かれる前に語れ」がある。
内容紹介 先進諸国とは比較にならないほど、時代遅れでずさんな日本の死因究明制度と、死因判定ミスが引き起こした重大事件を紹介。解剖、CT検査など、法医学者の仕事に迫りつつ、知られざる社会問題をあぶり出す。
要旨 病死に見えて事故死かもしれない。自殺に見せかけた他殺かもしれない。急増する危険ドラッグや過労が原因の死かもしれない。それなのに日本では、犯罪性が疑われる多くの死体が、解剖されることなく荼毘に付されている。ずさんな検視による犯罪見逃しや冤罪も後を絶たない。また、まかり通る「死因のウソ」は、私たち生きている人間に悪影響を及ぼす。伝染病の発見が遅れ、虐待も見逃され、補償金や生命保険料の支払額にも誤りが生じる―。解剖、CT検査、DNA鑑定、組織鑑定など法医学者の仕事に迫りつつ、知られざる社会問題をあぶり出す
目次 第1章 検死はこうして行われる(法医学者は何を見ているのか;死体が教えてくれること;あっさりと下された「病死」診断が招いた、連続殺人―首都圏連続不審死・婚活詐欺(木嶋佳苗)事件);第2章 死因は誰が決めるのか(「検死」と「検視」はどう違う?;1枚の書類が死因を変える);第3章 あぶなすぎる検死・検視の現状(「とりあえず心不全にしてしまえ」―21人の死者を生んだパロマガス湯沸かし器事件;CTだけでは出血源を判断できず、外傷を見逃す―肝臓がん破裂の「病死」にされた男性;アザだらけの遺体は、「通常の稽古で亡くなった」もの?―時津風部屋力士暴行死事件);第4章 先進諸国があきれる日本の死因究明制度(日本の死因究明システムは“ガラパゴス”;先進諸国はこんなにすごい);第5章 情報開示と遺族感情をめぐる課題(死者の尊厳と遺族の気持ちの問題;犯罪や冤罪の見逃しの問題;被災地での身元確認、そして)
ISBN(13)、ISBN 978-4-334-03833-5   4-334-03833-6
書誌番号 1113223580
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113223580

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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