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【図書】 車谷長吉を読む

深谷考 ／著   -- 青弓社 -- ２０１４．１２ -- ２０ｃｍ -- ２４９ｐ

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タイトル 車谷長吉を読む
著者名等 深谷考 ／著  
出版 青弓社 ２０１４．１２
大きさ等 ２０ｃｍ ２４９ｐ
分類 910.268
個人件名 車谷　長吉
著者紹介 １９５０年茨城県生まれ。文筆家。著書に「三浦哲郎、内なる楕円」「滝田ゆう奇譚」「幸田文のかたみ」「海辺の人間」「阿部昭の〈時間〉」ほか。
内容紹介 直木賞作家・車谷長吉。人間の業を見据え、自己の内面を描くことで現代人の魂に迫る孤高の作家。その代表作を徹底的に精読することによって、車谷文学の本質を浮き彫りにする。
要旨 孤高の作家・車谷長吉は、己自身を「愚か者」「阿呆者」と呼ぶ。「文士なんて人間の屑である。ゴミである。」とまで言う。己のなかに「高い自尊心」「強い虚栄心」「深い劣等感」を、すなわち「人間の三悪」を見いださずにはおかないからである。人間の業を、生魑魅を見据えた代表作を徹底的に精読することで、車谷文学の本質を浮き彫りにする。
目次 １　文学の魔（美斗能麻具波比；「どうで死ぬ身の一踊り」（西村賢太）を読む；文学の魔）；２　飾磨（闇の力―「鹽壷の匙」；「吃りの父が歌った軍歌」；飾磨へ行く）；３　贋世捨人（「見る」「見られる」―『赤目四十八瀧心中未遂』；「李陵」（中島敦）を読む；否定現象としての『贋世捨人』）；４　業柱抱き（「騙り」について―「抜髪」；「青梅雨」と「三笠山」；『朽ちた手押し車』（映画）と『忌中』；物、虫、蛇…）
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-9226-1　　 4-7872-9226-9
書誌番号 1113226395

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