菊池有希 /著   -- 勉誠出版 -- 2015.2 -- 22cm -- 616,7p

資料詳細

タイトル 近代日本におけるバイロン熱
著者名等 菊池有希 /著  
出版 勉誠出版 2015.2
大きさ等 22cm 616,7p
分類 931
個人件名 バイロン,ジョージ・ゴードン
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1978年宇都宮生まれ。2001年東京大学文学部卒。11年東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。現在、都留文科大学文学部国文学科講師。専門は比較文学。主な論文に「発心するマンフレッド、悔改める文覚-北村透谷の「心機妙變」観」など。
内容紹介 西洋近代の草創期、ヨーロッパを中心に多大な影響力を揮った詩人バイロン。そのバイロンを、近代日本がいかに受容してきたのか。文学者・思想家たちの「バイロン熱」のありようを通して、近代日本の精神史を描く。
要旨 西洋近代の草創期、ヨーロッパを中心に多大な影響力を揮ったイギリス・ロマン派の詩人バイロン。そのバイロンを近代日本がいかに受容してきたのか―。「近代」という問題に鋭敏な意識を持っていた文学者・思想家たちの「バイロン熱」のありようを通して、近代日本の精神史を描く。
目次 第1章 明治前期におけるバイロン熱の内攻―北村透谷の死まで(「厭世詩家」バイロンの誕生;人生相渉論争におけるバイロンの影;北村透谷の自由民権的バイロン熱);第2章 内なるバイロニック・ヒーローとの戦い―北村透谷を中心に(『楚囚之詩』における『シヨンの囚人』受容とその射程;『蓬莱曲』における『マンフレッド』受容とその射程;「心機妙變」論における『マンフレッド』受容とその射程);第3章 『文學界』同人におけるバイロン熱の運命―北村透谷の死をこえて(「暗潮」としてのバイロン熱をめぐる葛藤;島崎藤村によるバイロンの「大洋の歌」の変奏);第4章 バイロン熱の退潮と再度の高潮―明治中期から昭和期まで(日清戦争期から日露戦争期にかけてのバイロン熱;バイロンの退場と再登場;バイロニズムから「近代の超克」へ);終章 バイロン熱の系譜―一つの近代日本精神史として
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-29088-9   4-585-29088-5
書誌番号 1113249248

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