天皇の軍服を脱がせた男 --
大井健輔 /著   -- 勉誠出版 -- 2015.3 -- 20cm -- 383p

資料詳細

タイトル 津田左右吉、大日本帝国との対決
副書名 天皇の軍服を脱がせた男
著者名等 大井健輔 /著  
出版 勉誠出版 2015.3
大きさ等 20cm 383p
分類 289.1
個人件名 津田 左右吉
注記 年譜あり
著者紹介 昭和56年千葉県出身。立教大学文学部卒。同大学文学研究科史学専攻修士課程修了。同大同博士課程中退。研究分野は日本思想史。「新日本学」「昭和史講座」「北の発言」「史学雑誌」「皇学館論叢」「立教日本史論集」などに論文掲載。
内容紹介 明治末年、日本近代の破局を予言した津田左右吉。天皇を軍事指導者に祀り上げる帝国に対抗し、その本来の姿を説いた津田裁判。法廷対決に秘められた歴史の叡智とは。戦後70年、全く新しい「格闘する」評伝津田左右吉。
要旨 明治末年、津田は日本近代の破局を予言した。天皇を軍事指導者に祀り上げる帝国に真っ向から対抗し、その本来の姿を説いた「津田裁判」。法廷対決に秘められた歴史の叡智とは?戦後70年、全く新しい「格闘する」評伝、津田左右吉。
目次 第1章 煩悶する明治青年の肖像―藤村操自殺の衝撃(底流としての佐幕;一茶論に現れる理想的人間像;一年で東京専門学校を卒業する ほか);第2章 大正デモクラシー時代の国民性批判―エルテルからファウストへ(鴎外『かのやうに』が示す歴史家の宿命;自らの来歴を説明できない日本人;宿命を乗り越える歴史学 ほか);第3章 東洋の日本で無く世界の日本であれ―昭和に現れた「脱亜論」(本居宣長の「からごころ」批判;内藤湖南、井上哲次郎らへの批判;不機嫌な津田 ほか);第4章 大日本帝国との対決―「軍人天皇」から「国民の天皇」へ(帝国日本の正統性を問う裁判;帝国の唯物主義;宿命としての軍人天皇 ほか);第5章 戦後日本人への項門の一針―成長なき日本人へ(敗戦;戦争中から「去勢」されていた日本人;生活は「なる」ことではなくして「する」ことである ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-22111-1   4-585-22111-5
書誌番号 1113253560
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113253560

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