〈檻〉に囚われた生 --
山尾涼 /著   -- 水声社 -- 2015.3 -- 22cm -- 251p

資料詳細

タイトル カフカの動物物語
副書名 〈檻〉に囚われた生
著者名等 山尾涼 /著  
出版 水声社 2015.3
大きさ等 22cm 251p
分類 940.28
件名 動物(文学上)
個人件名 カフカ,フランツ
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1978年名古屋市生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程単位取得後退学。専攻、ドイツ文学。現在、松山大学准教授。主な論文に「世界の破れ目と回帰する〈身体〉-フロイトとカフカにまつわるアントロポロギー」「生/性が否定的表象と結びつく時-カフカの短編をめぐって」など。
内容紹介 様々な抑圧に曝され苦しむカフカの動物たち、存在の危機に瀕する彼ら彼女ら/動物たちは隠蔽された問題を我々/人間に暴露し始める…。時代の「破れ目」を穿つカフカの文学に、「人間像」再考の契機を見出す。
要旨 “檻”の動物が訴えるものとは?様々な抑圧に曝され苦しむカフカの動物たち、存在の危機に瀕する彼ら彼女ら/動物たちは隠蔽された問題を我々/人間に暴露し始める…時代の“破れ目”を穿つカフカの文学に、“人間像”再考の契機を見出す。
目次 第1章 “動物物語”とは(“動物物語”を研究する意義;“動物物語”の特性;“動物物語”とその寓話性の問題);第2章 社会的な“檻”(『あるアカデミーへの報告』;人間と動物の区別;戦略としての擬態;「人間という出口」と「自由」の問題;「人間」であることの苦しみ);第3章 他者との関係・身体という“檻”(カフカの“動物物語”と身体性;『変身』;家族という檻;「寄生虫的存在」;“動物物語”における身体記号);第4章 認識という“檻”(欺瞞・審級・不変性;『ある犬の研究』;『巣穴』―脱領域の可能性という問い;『歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族』);最終章 動物という表象とこれからの“動物物語”
ISBN(13)、ISBN 978-4-8010-0091-9   4-8010-0091-6
書誌番号 1113256594
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113256594

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