写本の書誌学序説 -- 和泉選書 --
片桐洋一 /著   -- 和泉書院 -- 2015.6 -- 20cm -- 170p

資料詳細

タイトル 平安文学の本文は動く
副書名 写本の書誌学序説
シリーズ名 和泉選書
著者名等 片桐洋一 /著  
出版 和泉書院 2015.6
大きさ等 20cm 170p
分類 910.23
件名 日本文学‐歴史‐平安時代
著者紹介 1931年大阪市生まれ。54年京都大学文学部卒。59年同大学院博士課程単位修得、大阪女子大学助教授。74年同教授。87年同学長に就任。91年同満期退職。91年関西大学教授、2002年同退職。現在大阪女子大学名誉教授。11年文化功労者として顕彰される。
内容紹介 印刷がない時代、本は書き写され、読まれ、楽しみ続けられて来た。そんな時代の本作りのおもしろさ、本の成り立ちとは。写本時代の文学の楽しみ方の基本を学び、古典文学の享受の基本とおもしろさがわかる本。
要旨 印刷のない時代の本をめぐる楽しさ。現在のような印刷がない時代にも、本は作られていた。書き写され、読まれ、楽しみ続けられて来た。現在に比べれば、不便なことである。しかし、印刷がなかった時代であるゆえの「本作りのおもしろさ」「本の成り立ちのおもしろさ」「本に向かい合う人々の楽しさ」もまた格別だったのではないか。そのような本をめぐる楽しさを十分に満喫していただきたい。
目次 1 享受本文の生成(我々は藤原定家校訂本を読んでいる;『更級日記』の場合;文学作品はオーダーメードで一点だけ作られる ほか);2 研究本文の生成―『古今和歌集』を例として(伝承から実証へ;写本の中に情報を詰め込む―清輔本の方法;俊成の『古今和歌集』本文―清輔との違い ほか);3 藤原定家の古典書写(藤原定家の『古今和歌集』書写;嘉禄二年本『古今和歌集』の擦り消し訂正;初期の定家本『古今和歌集』を見る―建保五年本 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7576-0739-2   4-7576-0739-3
書誌番号 1113279079

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 910.23 一般書 利用可 - 2054276977 iLisvirtual