村田寿美 /著   -- 祥伝社 -- 2015.8 -- 19cm -- 241p

資料詳細

タイトル 幕末の下級武士はなぜイギリスに骨を埋めたのか
著者名等 村田寿美 /著  
出版 祥伝社 2015.8
大きさ等 19cm 241p
分類 289.1
個人件名 近藤 筆吉
著者紹介 1949年兵庫県生まれ。上智大学卒。英国ブライトン大学大学院歴史文化学科卒。専門はトマス・グラバーと日英貿易の研究。シティーカレッジ・ブライトン・アンド・ホープ、サセックス大学などに勤務。2013年英国永住権取得。歴史研究家。ジャパン・ソサエティー・ジャーナル等に寄稿。
内容紹介 ロンドンに渡った一人の下級武士出身の曲芸師、ジョン・近藤筆吉。その人生を追ってゆくと同時に、「ジャポニズム」の流行を巻き起こした日本文化のヨーロッパ伝播について考えていく。
要旨 英国ブライトン在住の著者が偶然発見した古い教会の記録。そこには幕末、曲芸一座の一員として江戸からロンドンに渡り、最後は教会守として生涯を閉じた日本人の名が書かれていた。武蔵の下級武士出身の曲芸師、ジョン・近藤筆吉。19世紀ヨーロッパを席巻した「ジャポニズム」の流行は、彼ら曲芸師たちが引き起こしたものだった。英国中くまなく巡業した曲芸一座の足取り、知られざる日本人村の存在など、当時の国勢調査記録と現地新聞の丹念な調査により、知られざる日英公流が浮かび上がる!
目次 プロローグ(100年以上前の日本人・フデと出会い;筆吉は曲芸団の一員として英国にやってきた ほか);第1章 三組の日本人芸人一座(渡航者に渡された三カ条の掟書き;帝国日本人一座、アメリカへ ほか);第2章 曲芸師たちが生活した日本人村(タナカーブヒクロサンという謎の人物;曲芸の特訓か、幼児虐待か ほか);第3章 日本との決別(筆吉の妻は未婚の母だった;深刻な社会問題となった私生児の育児 ほか);第4章 1885年ナイツブリッジの奇跡(世界への扉、万国博覧会;ウィーン万国博覧会では日本村の展示が大評判に ほか);第5章 ブライトンの下級武士(筆吉は日本で何をしていたのか;武士は生活に苦しんでいた ほか);エピローグ(日本での情報はほとんどつかめなかった;ある下級武士の一生)
ISBN(13)、ISBN 978-4-396-61532-1   4-396-61532-9
書誌番号 1113293115
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113293115

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