ジャポニスムからクール・ジャパンへ -- 筑摩選書 --
柴崎信三 /著   -- 筑摩書房 -- 2015.8 -- 19cm -- 280p

資料詳細

タイトル 〈日本的なもの〉とは何か
副書名 ジャポニスムからクール・ジャパンへ
シリーズ名 筑摩選書
著者名等 柴崎信三 /著  
出版 筑摩書房 2015.8
大きさ等 19cm 280p
分類 361.5
件名 文化 , 日本
注記 文献あり
著者紹介 1946年生まれ。69年慶應義塾大学法学部卒、日本経済新聞社入社。社会部記者、同部次長、文化部長などを経て、編集委員兼論説委員を務める。2007年に退社し、現在はジャーナリスト。獨協大学、白百合女子大学、文化学園大学でメディア、文化、情報社会などを教える。
内容紹介 「日本的」とは、今何を意味するのか。様々な作品を通して19世紀末のジャポニスムから近年のクールジャパンまでを辿りながら、古くて新しい問いである「日本的なもの」の成り立ちと展開を考える。
要旨 十九世紀末の浮世絵や陶磁器から近年の絵画や建築、アニメーション、ファッションまで、日本を見つめる外国人のオリエンタリズムを背景にした眼差しが「日本趣味」を“発見”し、その刺激によって国民に“ジャパネスク”が喚起されてゆくというメカニズムが、日本近代の文化表象の著しい特色となった。“日本的なるもの”の核心はいまどこにあるのか。“日本的”とは、いま何を意味するのか。“日本”を象徴するさまざまな“作品”の成り立ちをたどりながら、こうした問いへの答えを探る。
目次 第1章 “日本”をあこがれる(ジャポニスムのまなざし;ある裸体画のモデル―山本芳翠とジュディット・ゴーティエ;“蝶々夫人”を探して―プッチーニと「誤解」の循環;“伝平重盛像”はだれか―マルローが育んだ“神話”);第2章 “日本”が立ち上がる(つくられる「伝統」呼び出される「祖国」;迷宮としての五浦六角堂―岡倉天心の隠れ家;一九四〇年の詩と真実―山田耕筰と北原白秋の永訣;“富士”というトポス―横山大観と国民のまなざし);第3章 見つめられる“日本”(天皇を頂く国―異文化とのはざまで;モンパルナスの光と影―「寵児」フジタの陰を生きた画家;天正遣欧少年使節と南蛮絵画―蒐集家・池長孟の戦中戦後;米国大使館の昭和天皇―フェイレイスとファラーズの眼);第4章 建築意匠のなかの“日本”(“風景”が語りかけるもの;東京駅と日本橋―辰野金吾と妻木頼黄のたたかい;ふたつの「鹿鳴館」―三島由紀夫と「空っぽな戦後」;東京五輪と“太陽の塔”―丹下健三と岡本太郎の「対決」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-01621-8   4-480-01621-X
書誌番号 1113296047

所蔵

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山内 公開 Map 361.5 一般書 利用可 - 2055175244 iLisvirtual
瀬谷 公開 Map 361.5 一般書 利用可 - 2055072402 iLisvirtual