ちくま新書 --
郷原信郎 /著   -- 筑摩書房 -- 2015.9 -- 18cm -- 212p

資料詳細

タイトル 告発の正義
シリーズ名 ちくま新書
著者名等 郷原信郎 /著  
出版 筑摩書房 2015.9
大きさ等 18cm 212p
分類 327.63
件名 告発
著者紹介 1955年島根県生まれ。東京大学理学部卒。東京地検特捜部、長崎地検次席検事、法務省法務総合研究所総括研究官などを経て、2006年弁護士登録。08年郷原総合コンプライアンス法律事務所開設。関西大学客員教授。総務省顧問、日本郵政ガバナンス検証委員会委員長などを歴任。
内容紹介 公訴権を独占してきた「検察の正義」と、不正や不祥事を捜査機関に申告する「告発の正義」は、衝突・対立を繰り返してきた。本書では、告発とは何かを腑分けし、問題点から可能性まで、考えるべき論点を提示する。
要旨 告発によって企業不祥事や談合が発覚、または政治汚職や脱税などが明らかにされ、捜査がはじまることが増えてきた。告発をしやすくするための法的・制度的な環境も整備されつつある。けれど起訴するかしないかの判断は、従来、検察が独占するものだった。そのため「検察の正義」と「告発の正義」は、たびたび衝突・対立を繰り返してきたし、現在でも相克は続いている。本書は、告発とは何であるかをさまざまな事件や法的観点から腑分け。その問題点から可能性まで、考えるべき論点を提示する。
目次 第1章 「社会的事象としての告発」をめぐる構図(「告発」をめぐる状況変化と「ホイッスルブローワー」;雪印食品牛肉偽装事件におけるホイッスルブローワー ほか);第2章 「法律上の告発」の諸相(刑事訴訟法における告発に関する規定;「告発の正義」と「検察の正義」 ほか);第3章 「告発の正義」と「検察の正義」―対立の系譜(石油カルテル事件と検事総長の批判;「検察の正義」が公取委「告発の正義」に完全敗北 ほか);第4章 激変する「告発の正義」と「検察の正義」の関係(小沢公判で表面化した検審起訴議決への誘導;「検察の正義」さえ覆そうとする画策 ほか);第5章 美濃加茂市長事件における「告発の正義」(岐阜県美濃加茂市長の「事件」;現金授受を全面否認する市長に有力な裏付け ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-06847-7   4-480-06847-3
書誌番号 1113303643

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 327.6 一般書 利用可 - 2054927625 iLisvirtual
都筑 公開 Map 327 一般書 利用可 - 2054955181 iLisvirtual
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