その実像を探る -- 祥伝社新書 --
山本七平 /〔著〕   -- 祥伝社 -- 2015.10 -- 18cm -- 383p

資料詳細

タイトル 昭和天皇の研究
副書名 その実像を探る
シリーズ名 祥伝社新書
著者名等 山本七平 /〔著〕  
出版 祥伝社 2015.10
大きさ等 18cm 383p
分類 288.41
個人件名 昭和天皇
注記 平成元年刊の再刊
注記 年譜あり
著者紹介 1921年東京生まれ。42年青山学院高等商業学部卒。戦時中は砲兵少尉としてフィリピン戦線を転戦、マニラで捕虜となる。戦後、山本書店を設立し、聖書やユダヤ関係書籍の翻訳出版に携わる。別名で書いた「日本人とユダヤ人」がベストセラーに。91年没する。
内容紹介 昭和天皇は、自らが天皇であることをどのように考え、そこからどう行動を導いてきたのか。東宮御学問所における教育から、戦争中の発言までを通して、「立憲君主」としての昭和天皇を解明した画期的論考を復刊。
要旨 あまりにも大きな犠牲を払った先の大戦において、「軍部の独走を止められなかった天皇の責任」という言い方がしばしばなされるが、本当にそれは正しいだろうか?さまざまな天皇論が語られるなか、著者はそれ以前に「昭和天皇の自己規定」を解明しなければならない、と説く。昭和天皇は、自らが天皇であることをどのように考え、そこからどう行動を導いてきたのか。東宮御学問所における教育から、戦争中の発言までを通して、「立憲君主」としての昭和天皇を解明した、山本七平の渾身作。
目次 天皇の自己規定―あくまでも憲法絶対の立憲君主;天皇の教師たち(1)―倫理担当に杉浦重剛を起用した時代の意図;「三種の神器」の非神話化―道徳を絶対視しつつ、科学を重んじる杉浦の教育方針;天皇の教師たち(2)―歴史担当・白鳥博士の「神代史」観とその影響;「捕虜の長」としての天皇―敗戦、そのときの身の処し方と退位問題;三代目「守成の明君」の養成―マッカーサー会談に見せた「勇気」は、どこから来たか;「錦旗革命・昭和維新」の欺瞞―なぜ、日本がファシズムに憧れるようになったのか;天皇への呪詛―二・二六事件の首謀者・磯部浅一が、後世に残した重い遺産;盲信の悲劇―北一輝は、なぜ処刑されねばならなかったか;「憲政の神様」の不敬罪―東条英機は、なぜ尾崎行雄を起訴したのか;三代目・天皇と、三代目・国民―尾崎行雄が記した国民意識の移り変わりと天皇の立場;立憲君主の“命令”―国難近し、天皇に与えられた意思表示の手段とは;「人間」・「象徴」としての天皇―古来、日本史において果たしてきた天皇家の位置と役割;天皇の「功罪」―そして「戦争責任」をどう考えるか;「平成」への遺訓
ISBN(13)、ISBN 978-4-396-11441-1   4-396-11441-9
書誌番号 1113310164
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113310164

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