近代読者への接近 --
日高佳紀 /著   -- 双文社出版 -- 2015.10 -- 22cm -- 305p

資料詳細

タイトル 谷崎潤一郎のディスクール
副書名 近代読者への接近
著者名等 日高佳紀 /著  
出版 双文社出版 2015.10
大きさ等 22cm 305p
分類 910.268
個人件名 谷崎 潤一郎
著者紹介 1968年島根県生まれ。成城大学大学院博士後期課程単位取得退学。現在、奈良教育大学教授。専門は日本近代文学。メキシコ大学院大学、チュラーロンコーン大学にて客員教授を務める。著書に「谷崎潤一郎境界を超えて」ほか。
内容 内容: 谷崎文学をディスクールとして読むために
内容紹介 大衆の登場と、谷崎の読者戦略。本書では、メディアの向こうの見えない読者との葛藤とその力学を、谷崎テクストという現象に見いだし、物語言説の運動の中に、批評性と文体変革の軌跡を追う。
要旨 文学が“商品”化した大正から昭和初期、谷崎潤一郎は新たに出現した大衆読者に、戸惑いながら接近していった―。メディアの向こうの見えない読者との葛藤とその力学を、谷崎テクストという現象に見いだし、物語言説(ディスクール)の運動の中に、批評性と文体変革の軌跡を追う。
目次 谷崎文学をディスクールとして読むために;第1部 メディアを横断するエクリチュール(通俗からの回路―「お艶殺し」の図像学;メディア戦略とその不可能性―「武州公秘話」と読者;テクストの臨界―「細雪」の読まれ方);第2部 コンテクストとしての消費文化(資本と帝国―「小さな王国」の学校制度;サラリーマンと女学生―「痴人の愛」における“教育”の位相);第3部 歴史へのパースペクティブ(大衆としての読者―「乱菊物語」の方法;メタヒストリーとしての小説―「「九月一日」前後のこと」から「盲目物語」へ;歴史叙述のストラテジー―「聞書抄」のレトリック);第4部 翻訳行為としての読むこと(古典と記憶―「蘆刈」における“風景”のナラトロジー;文体と古典―『源氏物語』へのまなざし)
ISBN(13)、ISBN 978-4-88164-633-5   4-88164-633-8
書誌番号 1113315090

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