十七世紀日本の〈知〉 --
鈴木健一 /編   -- 勉誠出版 -- 2015.11 -- 22cm -- 453p

資料詳細

タイトル 形成される教養
副書名 十七世紀日本の〈知〉
著者名等 鈴木健一 /編  
出版 勉誠出版 2015.11
大きさ等 22cm 453p
分類 002
件名 学問‐歴史
著者紹介 1960年生まれ。学習院大学教授。専門は近世文学、詩歌史、古典学。著書に「江戸古典学の論」「林羅山」「古典注釈入門-歴史と技法」、編著に「浸透する教養江戸の出版文化という回路」など。
内容 内容: 総論 形成される教養 / 鈴木健一著
内容紹介 近世初期。列島内部に安定がもたらされ、古典的な「知」を再び取り戻さんとする動きが現れる。「知」が社会の紐帯となり、教養が形成されていく歴史的展開を、多角的視点から捉える画期的論集。
要旨 近世初期。それまでの戦乱による混沌を経て、列島内部に安定がもたらされた。政治的・社会的制度が改めて確立していく動きと呼応するように、かつての人びとが獲得していた古典的な“知”を再び取り戻さんとする動きが現れる。さらに、海外からの最新情報と技術移入が起爆剤となって、教養の強化・定着・伝播へとつながっていく。“知”が社会の紐帯となり、教養が形成されていくその歴史的展開を、室町期からの連続性、学問の復権、メディアの展開、文芸性の胎動という多角的視点から捉える画期的論集。
目次 1 基盤としての室町文化(策彦周良の聯句文芸;五山僧侶の教養―古澗慈稽を例に;公家の学問―三条西家を中心に;教養としての謡―室町文化はいかに継承されたか);2 学問の復権(林羅山と朱子学;林羅山の儒仏論―『野槌』和文序を緒として;伝授と啓蒙と―松永貞徳『なぐさみ草』をめぐって;江戸初期の有識故実と文化システム―書と公家装束をめぐって);3 メディアの展開(慶長前後における書物の書写と学問;角倉素庵と学問的環境;中世から近世初期の医学知識の展開―出版文化との関わりから;近世における大蔵経の出版とその影響;近世狩野派の墨竹図をめぐる教養―制作、鑑賞のための基礎知識の形成);4 文芸性の胎動(『大坂物語』論―歴史はどのように記述されるのか;烏丸光広の画賛;貞徳俳諧と狂歌の思想―狂歌集の序文をめぐって;街道の牛若物語―近世初頭の浄瑠璃の語られ方;ことばと思想に見るキリシタン文化の影響―黒船・南蛮屏風・パンヤ・伊曽保物語の受容)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-29110-7   4-585-29110-5
書誌番号 1113325341
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113325341

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