最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖 -- 光文社新書 --
花田信弘 /著   -- 光文社 -- 2015.12 -- 18cm -- 186p

資料詳細

タイトル 白米が健康寿命を縮める
副書名 最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖
シリーズ名 光文社新書
著者名等 花田信弘 /著  
出版 光文社 2015.12
大きさ等 18cm 186p
分類 497.9
件名 口腔衛生
注記 文献あり
著者紹介 1953年福岡県生まれ。福岡県立九州歯科大学歯学部卒、同大学院修了。九州歯科大学講師、岩手医科大学助教授、国立感染症研究所部長、九州大学教授、国立保健医療科学院部長などを経て、2008年より鶴見大学教授。現在、日本歯科大学などの客員教授、NEDO評価委員などを併任。
内容紹介 糖質をエサに血管に侵入し、全身で炎症を起こす「歯原性の菌血症」。古代からの人類の歯や骨の変化や、統計、最新の研究データを基に、医科と歯科の連携、最新の口腔ケアの重要性を説く。
要旨 歯原性菌血症という言葉をご存知だろうか。菌血症とは、細菌が血中に入り込み、全身の血管を巡るものをいう。通常は血管の中に細菌は入らないが、身体の中でただ1カ所、日常的に細菌が血管に容易に入ることのできる場所がある。それは歯の根元にできた虫歯や歯周病である。この歯原性菌血症は、気づかぬ間に全身の血管でじわじわと炎症を進行させ、血管を劣化させて心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化、がん、認知症、リウマチなど、種々の慢性病の原因となることが最新のDNA解析技術でわかってきた。原因は子ども特有の歯の表面の虫歯(砂糖が原因)だけでなく、大人特有の歯の根元にできる虫歯(主食が原因)や歯肉炎である。ほぼ全ての生活習慣病に関わるこの歯原性菌血症を防ぐためには、主食を重視する栄養学の常識を根本から見直すことが必要。古代からの人類の歯や骨の変化や、統計、最新の研究データを基に、医科と歯科の連携、最新の口腔ケアの重要性を説く。
目次 第1章 口内の糖質と細菌が、血管を滅ぼす(口の中や血管内で増殖する悪玉菌;物理的に砕くしかないバイオフィルム ほか);第2章 口内の細菌が全身で起こす慢性炎症(炎症とはなにか?;急性炎症と慢性炎症 ほか);第3章 人類は主食によって歯を失った―口内の細菌と人体の歴史(三大栄養素のうち、炭水化物だけが虫歯の原因;エナメル質の虫歯は砂糖が原因、象牙質の虫歯は米が原因 ほか);第4章 炎症を起こさないための食事とは(糖製食品のメリットとデメリット;日本人の主食の概念を変える ほか);第5章 新・口腔ケア入門(お釈迦様の時代からの習慣;「歯には4面ある」ことを忘れずにケアする ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-334-03895-3   4-334-03895-6
書誌番号 1113332242

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