歴史から消された展覧会 -- シリーズ近代美術のゆくえ --
安松みゆき /著   -- 吉川弘文館 -- 2016.2 -- 22cm -- 254,2p

資料詳細

タイトル ナチス・ドイツと〈帝国〉日本美術
副書名 歴史から消された展覧会
シリーズ名 シリーズ近代美術のゆくえ
著者名等 安松みゆき /著  
出版 吉川弘文館 2016.2
大きさ等 22cm 254,2p
分類 702.16
件名 日本美術‐歴史‐昭和時代 , 美術展覧会‐歴史 , 日本‐対外関係‐ドイツ‐歴史‐昭和時代
注記 年表あり
著者紹介 1959年東京都生まれ。81年獨協大学外国語学部卒。84~86年ウィーン大学人文科学部美術史学科在籍。93年ウィーン造形芸術アカデミー美術史研究所所属。96年早稲田大学大学院文学研究科芸術学美術史専攻博士課程後期単位取得退学。現在、別府大学文学部教授。
内容紹介 1939年、ナチス政権下で開催された伯林日本古美術展覧会。日独双方のメディアによる報道内容を分析し、負の遺産として美術の歴史から消し去られた展覧会の全貌に迫り、美術と政治が交錯する現実世界を描き出す。
要旨 ヒトラーはなぜその絵の前で足を止めたのか!?1939年、大戦間近の伯林―。ナチス政権下で開かれた伯林日本古美術展覧会。日本美術観修正を目指し奔走する関係者の姿と開催までの道のりを辿り、日独メディアの報道内容を分析。展覧会の全貌に迫り、美術と政治が交錯する特異な世界を描き出す。
目次 1 ドイツの日本美術受容(日本美術受容のドイツ的特質;浮世絵・工芸から絵画・彫刻へ;民族学博物館から美術館へ;キュンメルと本格的な日本美術展への切望);2 伯林日本古美術展とその開催経緯(成功を約束された展覧会;展示作品の特徴;“嵯峨天皇御影”の日本返還;ロンドンの中国芸術国際展の衝撃;幻の倫敦日本古美術展覧会―古美術展はベルリンへ);3 ヒトラーと雪村筆『風濤図』(『風濤図』報道に生じた日独間の乖離;『わが闘争』の不都合な日本観;ドイツの美術史と“風濤図”);4 ドイツのメディアが報じた伯林日本古美術展(資料について;時系列で見る報道・論評の変化;展覧会は専門化によってどのように語られたか;掲載写真と絵葉書に見るドイツ側の評価;ニュース映画における伯林日本古美術展)
ISBN(13)、ISBN 978-4-642-03847-8   4-642-03847-7
書誌番号 1113344456

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 702.1 一般書 利用可 - 2055542859 iLisvirtual
公開 Map 702 一般書 利用可 - 2055568840 iLisvirtual