治癒せざるものの治療のために -- 叢書・ウニベルシタス --
クレール・マラン /〔著〕, 鈴木智之 /訳   -- 法政大学出版局 -- 2016.2 -- 20cm -- 291,53p

資料詳細

タイトル 熱のない人間
副書名 治癒せざるものの治療のために
シリーズ名 叢書・ウニベルシタス
著者名等 クレール・マラン /〔著〕, 鈴木智之 /訳  
出版 法政大学出版局 2016.2
大きさ等 20cm 291,53p
分類 490.15
件名 医療倫理
注記 L’homme sans fie`vre.の翻訳
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【マラン】1974年パリ生まれ。2003年パリ第四大学で哲学の博士号を取得。現在は「現代フランス哲学研究国際センター」のメンバーを務めるとともに高校の教員として哲学を教える。自らが多発性の関節炎をともなう自己免疫疾患に苦しめられ、厳しい治療生活を送ってきた患者でもある。
内容紹介 治療の目的は病いの治癒であり健康の回復だが、治療は必ずしも治癒をもたらさない。現代の医療がその中心的目標とする「治癒」の概念、その基底にある「健康」観、「生命」観を問い直す。
要旨 治癒をもたらすことなく治療することは可能か。治療の目的は病いの治癒であり健康の回復だが、治療は必ずしも治癒をもたらさない。多発性の関節炎を伴う自己免疫疾患に苦しむ自身の体験から書かれた本書は、現代の医療がその中心的目標とする「治癒」の概念、その基底にある「健康」観、「生命」観を問い直す。治療の技術が、病む人の生に寄り添うものとなるための、新たな哲学が誕生する。
目次 治癒をもたらすことなく治療することは可能か;第1部 社会を治癒させる、新しいユートピア(病いなき人間;完璧な健康、不可能な健康;治療の領域の拡張);第2部 治療することと苦しめること、治癒をもたらすことなく治療すること(治療の中の暴力;苦しむ治療者たち;治癒をもたらすことなく治療すること);結論 人々はますます病んでいるのだろうか
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-01036-1   4-588-01036-0
書誌番号 1113347731
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113347731

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