移動する身体の管理と統治の技法 --
高野麻子 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2016.2 -- 20cm -- 265,22p

資料詳細

タイトル 指紋と近代
副書名 移動する身体の管理と統治の技法
著者名等 高野麻子 /〔著〕  
出版 みすず書房 2016.2
大きさ等 20cm 265,22p
分類 498.92
件名 指紋
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1981年東京生まれ。一橋大学大学院社会学研究科地球社会研究専攻修士課程修了。同博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て、現在明治薬科大学薬学部講師。専門は歴史社会学、移動研究。主要業績「定住と移動の溶解-移動する身体/意味づけられる身体」等。
内容紹介 生体認証技術の草分け的存在だった指紋。なぜ指先の紋様なのか。近代的統治の課題とは何だったのか。イギリス帝国から日本帝国、さらにグローバル化時代へと続く、生体認証技術の歴史的変遷を描く。
要旨 指紋法が使用される背景には、共通して、放浪生活を営む人びと、偽名を使って移動を繰り返す犯罪者、国境を越えて往来する移民がいた。指紋法は移動する人びとを、国家や植民地統治者が把握・管理可能な状態に置くための統治の技法だった。なぜ指先の紋様なのか。近代的統治の課題とは何だったのか。イギリス帝国から日本帝国、さらにグローバル化時代へと続く、生体認証技術の歴史的変遷を描く。
目次 序章 指紋をめぐる問い;第1章 「指紋法」誕生の軌跡―イギリス帝国のネットワークと移動する身体という「課題」;第2章 指紋法の伝播―イギリス帝国から日本帝国へ;第3章 満洲国の理想と現実―建国当初の指紋登録をめぐる動き;第4章 労働者指紋登録の開始―労働者移動と格闘する時代へ;第5章 労働者管理から国民登録へ―国民手帳法という結末の意味;第6章 警察制度改革と拡大する指紋―警察指紋・国民指紋法・県民指紋登録;第7章 戦後日本の再編と指紋―戸籍法・住民登録法・外国人登録法;終章 生体認証技術の現在を考えるために
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-07967-5   4-622-07967-4
書誌番号 1113350487
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113350487

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