安全保障国家の論理を超えて --
土佐弘之 /著   -- 岩波書店 -- 2016.2 -- 20cm -- 274,38p

資料詳細

タイトル 境界と暴力の政治学
副書名 安全保障国家の論理を超えて
著者名等 土佐弘之 /著  
出版 岩波書店 2016.2
大きさ等 20cm 274,38p
分類 319.8
件名 安全保障
著者紹介 1959年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。専門は国際関係論・政治社会学。現在、神戸大学大学院国際協力研究科教授。著書に「グローバル/ジェンダー・ポリティクス-国際関係論とフェミニズム」など。
内容 内容: 政治的暴力の現代的位相 ポスト世俗化時代における原理主義的アイデンティティ・ポリティクス
内容紹介 領土問題や歴史問題など、対立を深めるアジア。「境界」で再生産される「暴力」によって「我々」という国民意識が身体化される構造を克服できるのか。批判的国際関係論の立場から、具体的な地域や問題に即して考える。
要旨 グローバル内戦のもと過剰な安全保障国家化が進むなか、主権や領土の境界をめぐって暴力が再生産され、歴史修正主義を含む粗野な「現実主義」が横行している。私たちは暴力を受け入れ、この「現実」に従うしかないのだろうか。―この構造に抗うために、「現実主義」によって切り捨てられた“現実”と向き合い、そこから紡ぎ出された想像力の可能性を示す。
目次 動物化を昂進するグローバル内戦とそのメタ・ポリティクス;第1部 政治的暴力の現代的位相(ポスト世俗化時代における原理主義的アイデンティティ・ポリティクス;Gゼロ時代のユーラシアにおける文明的圏域の思想―動員されるジオボディ・ポリティクス;クロノトポスの政治的変容―四千年文明国家と百年国恥地図;方法としてのチベット;否認の政治と窪地からの声―マスキュリニティの危機との関連で;現実を切り捨てる「現実主義」―マスキュリニティの再編との連関);第2部 「周辺化された現実」から「理想の力」へ(ジオボディ・ポリティクスの超克;「“非国‐民”の思想」の潜勢力―詩的想像力・再考;交差するラインを超えて―人権ギャップ縮小を志向する政治;「戦後かつ戦中」における脱セキュリタイゼーションの可能性―国連安保理決議一三二五をめぐる問題から考える;脆い生をケアする倫理―下からの平和な関係性の構築;方法としてのゾミア―リヴァイアサンを内破する野生のデモクラシー)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-061090-2   4-00-061090-2
書誌番号 1113352578
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113352578

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