戦後イタリアにおける芸術・生・政治 --
池野絢子 /著   -- 慶應義塾大学出版会 -- 2016.3 -- 22cm -- 320,49p

資料詳細

タイトル アルテ・ポーヴェラ
副書名 戦後イタリアにおける芸術・生・政治
著者名等 池野絢子 /著  
出版 慶應義塾大学出版会 2016.3
大きさ等 22cm 320,49p
分類 702.37
件名 イタリア美術‐歴史‐近代
注記 並列タイトル:ARTE POVERA
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 1981年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員を経て現在、京都造形芸術大学アートプロデュース学科専任講師。分担執筆に岡田温司編『ジョルジョ・モランディの手紙』など。
内容紹介 「貧しい芸術」を意味する「アルテ・ポーヴェラ」は、1960年代末のイタリアに興った芸術運動であり、一群の芸術家たちのゆるやかな結びつきを指す。その政治性、前衛性、今日的意義を問いなおす意欲作。
要旨 「貧しい芸術」を意味する「アルテ・ポーヴェラ」は、経済成長のいちじるしい、一九六〇年代末のイタリアに興った芸術運動であり、一群の芸術家たちのゆるやかな結びつきを指す。新聞紙や布きれ、木材、鉄、石などの日常的で粗末な素材を好んで用い、作品そのものよりも、コンセプトや制作プロセスを重視した彼らにとって「貧しさ」とは何を意味したのだろうか?ミケランジェロ・ピストレット、ジュリオ・パオリーニ、ヤニス・クネリス、ジュゼッペ・ペネーノ、アリギエロ・ボエッティ、ピーノ・パスカーリなどの作品を徹底調査し、イタリア前衛芸術運動「アルテ・ポーヴェラ」の全貌を明らかにする意欲作。
目次 第1章 否定の力―芸術、テクノロジー、マスメディア(アルテ・ポーヴェラの誕生;ジェルマーノ・チェラントの批評戦略;マスメディアとイメージ;「あべこべの反映」―ミケランジェロ・ピストレット「鏡絵画」におけるスペクタクルの両義性);第2章 トリノの地政学(ブリコラージュ―素材と行為;居住空間と都市空間;デポジト・ダルテ・プレゼンテ;「同逸名」―アリギエロ・ボエッティによる地図製作の方法);第3章 実践のパラダイム(作用=行為;言説のポリティクス;ポイエーシスとプラクシス;イメージの「作者たち」―ジュリオ・パオリーニの初期作品をめぐって);第4章 前衛以後の古典主義―一九七〇年代の転回(アルテ・ポーヴェラ以後;破壊される石膏像―ヤニス・クネリスにおける「イコノクラスム」;反復する石膏像―ジュリオ・パオリーニと「シミュラークル」;石膏像と古典主義―ジョルジョ・デ・キリコと形而上絵画の謎);第5章 更新されるアルテ・ポーヴェラ―一九八〇年以降の受容(「ノット・アート」―歴史化と再解釈;ミュージアムの論理;再制作/再構築の(不)可能性;歴史的庭園と「開かれた修復」―ジュゼッペ・ペノーネ“流形彫刻の庭園”)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7664-2318-1   4-7664-2318-6
書誌番号 1113361933

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