語りにくさと読まれること --
飯田祐子 /著   -- 名古屋大学出版会 -- 2016.3 -- 22cm -- 358,5p

資料詳細

タイトル 彼女たちの文学
副書名 語りにくさと読まれること
著者名等 飯田祐子 /著  
出版 名古屋大学出版会 2016.3
大きさ等 22cm 358,5p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-明治以後 , 女性-文学上
注記 索引あり
著者紹介 1966年愛知県に生まれる 1995年名古屋大学大学院文学研究科博士課程満期退学 神戸女学院大学教授などを経て 現在 名古屋大学大学院文学研究科教授,博士(文学) 著書『彼らの物語-日本近代文学とジェンダー』(名古屋大学出版会,1998年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:〈女性作家〉という枠組み. 〈女〉の自己表象. 書く女/書けない女. 読者となること・読者へ書くこと. 聞き手を求める. 関係を続ける. 〈女〉を構成する軋み. 「師」の効用. 意味化の欲望. 女性作家とフェミニズム. 〈婆〉の位置. 越境の重層性. 従軍記と当事者性. 異性愛制度と攪乱的感覚. 遊歩する少女たち. 言葉と身体
内容紹介 女性作家は「女性」を代表しない…。「女性」へと呼びかけられ、亀裂の感覚を生きながら、彼女たちはいかに語ってきたのか。田村俊子、野上弥生子、宮本百合子、尾崎翠など、複数の読み手に曝されたマイノリティ文学として読む。
要旨 女性作家は“女性”を代表しない。“女性”へと呼びかけられ、亀裂の感覚を生きながら、彼女たちはいかに語ってきたのか。田村俊子、野上弥生子、宮本百合子、尾崎翠、林芙美子、円地文子、田辺聖子、松浦理英子、水村美苗、多和田葉子など、複数の読み手に曝されたマイノリティ文学として読む。
目次 “女性作家”という枠組み;第1部 応答性と被読性(“女”の自己表象―田村俊子「女作者」;書く女/書けない女―杉本正生の「小説」;読者となること・読者へ導くこと―円地文子『朱を奪うもの』;聞き手を求める―水村美苗『私小説 from left to right』;関係を続ける―松浦理英子『裏ヴァージョン』);第2部 “女”との交渉(“女”を構成する軋み―『女学雑誌』における「内助」と“女学生”;「師」の効用―野上弥生子の特殊性;意味化の欲望―宮本百合子『伸子』;女性作家とフェミニズム―田辺聖子と女たち);第3部 主体化のほつれ(“婆”の位置―奥村五百子と愛国婦人会;越境の重層性―牛島春子「祝といふ男」と八木義徳「劉廣福」;従軍記と当時者性―林芙美子『戦線』『北岸部隊』);第4部 言挙げするのとは別のやり方で(異性愛制度と撹乱的感覚―田村俊子「炮烙の刑」;遊歩する少女たち―尾崎翠とフラヌール;言葉と身体―多和田葉子『聖女伝説』『飛魂』)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8158-0835-8   4-8158-0835-X
書誌番号 1113368882

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 910.26 一般書 利用可 - 2056509812 iLisvirtual