サミュエル・ベケットの芸術と歴史 -- 水声文庫 --
多木陽介 /著   -- 水声社 -- 2016.5 -- 20cm -- 368p

資料詳細

タイトル 〈不〉可視の監獄
副書名 サミュエル・ベケットの芸術と歴史
シリーズ名 水声文庫
著者名等 多木陽介 /著  
出版 水声社 2016.5
大きさ等 20cm 368p
分類 950.28
個人件名 ベケット,サミュエル・バークリ
著者紹介 1962年、東京都に生まれる。演出家、アーティスト、批評家。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(演劇)専攻博士課程中退。1988年に渡伊、現在ローマ在住。現在は自然環境、社会環境、精神環境においてエコロジーを進める人々を扱った研究を展開。多様な方法で、生命をすべての中心においた人間の活動の哲学を探究する。著書に『アキッレ・カスティリオーニ―自由の探求としてのデザイン』(AXIS、2007年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「“監獄”(囚われの状態)と言う観念は、ベケット演劇の中で常に中心的な装置として機能し続ける」…。ベケットと監獄との関係を探求しながら、世界の様々な危機的状況を映し出す「鏡」としてベケットの作品を論じる。
要旨 これまで深く考察されてこなかったベケットと監獄との親密な関係を探究しながら、グローバル化した世界の様々な危機的状況を映し出す“鏡”としてベケットの作品を論じる。現代を生きる我々の実存を閉じ込めてきた“(不)可視の監獄”を浮き彫りにする、イタリア在住の演出家による渾身のベケット論。
目次 歴史的寓話;第1部 ベケットと監獄―平穏な客席ではよく分からない芝居(監獄での『ゴドーを待ちながら』);第2部 一人目のベケット―破壊的創造力(道化的破壊性;戦争という創造力);第3部 二人目のベケット―技術空間の中の道化(道化の失語症;歴史の音風景が生む新しい声;光学的闘争(逃走)の軌跡;技術の知性が書く歴史;『クワッド』);第4部 三人目のベケット―歴史の瓦礫に舞い降りた天使たち(歴史の語り部;神の無関心;ゼロの身体を超えて;東京でゴドーを待ちながら)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8010-0186-2   4-8010-0186-6
書誌番号 1113385629

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