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【図書】
近世日本の歴史叙述と対外意識
井上泰至
/編 --
勉誠出版 -- 2016.7 -- 22cm -- 497p
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資料詳細
タイトル
近世日本の歴史叙述と対外意識
著者名等
井上泰至
/編
出版
勉誠出版 2016.7
大きさ等
22cm 497p
分類
210.5
件名
日本-外国関係-歴史-江戸時代
,
歴史観
,
世界観
著者紹介
1961年生まれ。防衛大学校教授。専門は日本近世文学(上田秋成・軍書・人情本)、近代俳句(子規・虚子)。著書に『秀吉の対外戦争』(金時徳と共著、笠間書院、2011年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容
内容:朝鮮観の変転 井上泰至著. 写本軍書類に見る朝鮮出兵時の立花宗茂と小早川隆景 倉員正江著. フヴォストフ事件と『北海異談』 金時徳著. 硫黄島の安徳天皇伝承と薩摩藩・島津斉興 鈴木彰著. 室鳩巣『赤穂義人録』論 川平敏文著. 〈異国襲来〉の原像 佐伯真一著. 節用集の付録による教養形成研究のための覚書 佐藤貴裕著. 長崎通詞の西欧文明理解 久保誠著. 松浦静山のみた境界と「属地」 吉村雅美著. 大名文庫形成試論 前田雅之著. 『大日本史賛藪』所収外国伝賛の対外史認識 勢田道生著. 島津家の歴史編纂と幕末薩摩藩の対外意識 寺尾美保著. 国学者の歴史認識と対外意識 田中康二著. 『日本外史』の執筆意図と誤読 濱野靖一郎著. 「鎖国論」から「異人恐怖伝」へ 大島明秀著. 『万国公法』と「皇国」の「公法」 三ツ松誠著. 近世の考証的学問から近代国学へ 藤田大誠著. 一八七四年の「台湾危機」 樋口大祐著. 時代と世話の「朝鮮事変」 日置貴之著. 近世漢詩に描かれた壬辰戦争 合山林太郎著. 軍神を生み出す回路 井上泰至著
要旨
世界が可視化され広がりをみせていく近世日本、新たな「他者」との邂逅は「日本」という自己認識を形成・変容させていった。「武」の記憶、書物のネットワーク、藩による修史事業、ナショナリズム的想像力、「近代国家」を志向する語りの諸相―五つの視点から、自己と他者をめぐる言説が記憶となり、語られていく様相を捉え、近世そして近代日本の世界観・思考のありかたを照らし出す。
目次
第1部 「武」の記憶のナルシシズム(朝鮮観の変転―近世の歴史叙述と対外認識を論ずるために;写本軍書類に見る朝鮮出兵時の立花宗茂と小早川隆景―語り継がれる「碧蹄館の戦い」の記憶 ほか);第2部 書物のネットワークが生み出す世界観(室鳩巣『赤穂義人録』論―その徴意と対外意識;“異国襲来”の原像―塙保己一『螢蝿抄』から ほか);第3部 藩という武家「国家」の修史事業(松浦静山のみた境界と「属地」―普陀山をめぐる考証から;大名文庫形成試論―大名はなぜ古典籍を集めたのか ほか);第4部 ナショナリズム的想像力の誤読(国学者の歴史認識と対外意識―本居宣長『馭戎慨言』をめぐって;『日本外史』の執筆意図と誤読 ほか);第5部 近代日本国家の言説の諸相へ(近世の考証的学問から近代国学へ;一八七四年の「台湾危機」―「回避した戦争」をめぐる諸言説について ほか)
ISBN(13)、ISBN
978-4-585-22152-4 4-585-22152-2
書誌番号
1113395579
URL
https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113395579
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所蔵
所蔵は
1
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0
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所蔵館
所蔵場所
別置
請求記号
資料区分
状態
取扱
資料コード
中央
5階人文科学
Map
210.5
一般書
利用可
-
2056561636
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