太平洋戦争に学ぶ失敗の本質 -- SB新書 --
松本利秋 /著   -- SBクリエイティブ -- 2016.7 -- 18cm -- 206p

資料詳細

タイトル なぜ日本は同じ過ちを繰り返すのか
副書名 太平洋戦争に学ぶ失敗の本質
シリーズ名 SB新書
著者名等 松本利秋 /著  
出版 SBクリエイティブ 2016.7
大きさ等 18cm 206p
分類 210.75
件名 太平洋戦争(1941~1945)
注記 文献あり
著者紹介 1947年高知県安芸郡生まれ。1971年明治大学政治経済学部政治学科卒業。国士舘大学大学院政治学研究科修士課程修了。政治学修士。国士舘大学政経学部政治学科講師。ジャーナリストとしてアメリカ、アフガニスタン、パキスタン、エジプト、カンボジア、ラオス、北方領土などの紛争地帯を取材。TV、新聞、雑誌のコメンテイター、各種企業、省庁などで講演。著書に『戦争民営化』(祥伝社)、『国際テロファイル』(かや書房)、『「極東危機」の最前線』(廣済堂出版)、『軍事同盟・日米安保条約』(クレスト社)、『熱風アジア戦機の最前線』(司書房)、『「逆さ地図」で読み解く世界情勢の本質』『日本人だけが知らない「終戦」の真実』(小社刊)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「先送り」「棚上げ」「不決断」…。典型的な無責任国家は現在進行形である。日本軍と現代日本に共通する組織的特徴(欠陥)を、これまであまり指摘されてこなかった「不決断」「先送り」という視点から読み解き、現代日本人の教訓を示す。
要旨 開戦劈頭、快進撃を続けた日本軍。だが、その後の作戦の失敗から学ぶことなく、雪崩を打って敗戦へと向かった。その裏では、意思決定の矛盾や、問題の先送り、無責任体質といった、極めて今日的な問題が起きており、現代の日本企業の凋落と衰退にも通じる共通のジレンマがあった。本書は「先送り」「不決断」などの視点からあの戦争の「失敗」に迫り、現代的教訓とするもの。
目次 序章 戦前から露呈していた日本的組織の矛盾(世界の常識と異なる日本の戦争観―日本の戦争観は欧米には勝てない「特異」なものだった;総力戦の時代に精神主義で臨んだ日本―第一次世界大戦での変化を知りながら対応しなかった軍部;イギリスの不決断が戦争に火を付けた―ヨーロッパでドイツを野放しにした融和政策の失態);第1章 世界情勢が読めない無能な国家指導者たち(軍指導者たちの無知が生んだ三国同盟―世界情勢が読めず中国に加担するドイツに気づかなかった日本;第二次世界大戦勃発への情勢判断の不在―ヨーロッパの政治駆け引きがまったく理解できなかった日本政府;緒戦の勝利で敵を侮った日本軍―驕りと緩みで正確な判断を欠いた将兵たち);第2章 開戦時の戦争指導者たちを誤らせた組織的欠陥(中央との意思疎通が欠けていた関東軍―ノモンハン事件の教訓を活かせず戦争に突入した日本;国家に汚名を着せた外務省の不手際―宣戦布告が真珠湾攻撃後となった大使館員の大失態;劣勢を打開する特攻という不条理―もはや特攻の発想しかなくなった海軍の無為無策);第3章 転換期に疎い日本的組織の不条理(戦力の分散で非効率的な戦いをした日本軍―制海権と制空権を無視した戦線拡大が招いた敗北;失敗しても栄転する人事の不条理―世紀の愚策・インパール作戦に見る陸軍の無責任体質;嘘に嘘を重ねて敗北を先送りした日本―誤報・虚報を訂正できない自己保身体質が被害を拡大させた);第4章 現実を省みない組織の先送り・不決断体質(戦術の転換に不対応すぎた日本―陸海軍のセクショナリズムがアメリカの民間力に敗れた;統制経済が新兵器開発を遅らせた―官僚による民間経済介入は新しい発想を妨げた;講和より決戦を重んじた国家指導者たち―末期的症状でも先送りと不決断を貫いた日本;最後の最後まで「負け」を先送りした日本―間際になっても終戦の構想を潰し、軍人はクーデターを企てた)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7973-8706-3   4-7973-8706-8
書誌番号 1113395966

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
鶴見 公開 Map 210.7 一般書 利用可 - 2058008039 iLisvirtual
公開 Map 210.7 一般書 利用可 - 2056571747 iLisvirtual
戸塚 公開 Map 210.7 一般書 利用可 - 2062332517 iLisvirtual